ツアー体験談

植野伸一先生 (キリストの栄光教会)

今日はエルサレム市街地の観光二日目です。今朝は聖地を訪れるのとは違う緊張感がありました。朝食を終え向かった先はヤド・バシェムというユダヤ虐殺記念館です。ご存知のようにユダヤ人は第二次世界大戦中に恐るべき迫害を受け六百万人が殺されたとされています。ここではホロコーストを風化させない為に実際に何が行なわれたのかを展示し、今なお犠牲となった人々の記録を追跡する調査が行なわれています。ところでこの記念館の中にはたくさんの木が植えられています。これらはユダヤ人を助けた人々を記念して植えられた木だそうです。その中にはユダヤ人に向けてのビザ発給に尽力した杉原千敏氏のものもありました。一本一本にユダヤ人救出の物語が隠されています。旧約聖書を見るとイスラエル人を助けた人物が出てきます。へブル人の男の赤ちゃんを助けた助産婦シフラとプア、エリコでイスラエル人の偵察隊を匿った遊女ラハブ、ハマンのユダヤ人絶滅計画を未然に防いだエステルなどがそうでした。異邦人ユダヤ人を問わず彼女たちがアブラハム契約に基づき神からの祝福を得たようにここに記念されている人々も同じく神からの祝福を受けていることでしょう。

また記念館の中には犠牲になった子供たちの写真が掲げられ真っ暗闇の中で輝く星の元に彼らの名前が一人ずつ読み上げられる館がありました。一年かけても全ての名前を読み上げ切ることができない数の子供たちが命を失っています。三人の子供を持つ父親として非常にやりきれない思いになりました。どうしてここまで残酷なことが出来るのかと考えた時に人間の罪の恐ろしさを痛感しました。最後にはポーランド生まれのホロコースト生存者との面会の時を持ちました。彼女は三歳の時に収容所に入れられ奇跡的にそこから出ることが出来たそうです。しかし彼女は家族を失い、帰る場所を失ってしまいました。幼いゆえに出生の記録すら覚えていない、すなわち自分が一体誰であるかも分からなかったのです。その後は六度も名前を変えて色々な人に育てられたということでした。彼女はすべてを失ってしまいましたが今は結婚して子供が生まれ多くの孫にも恵まれています。彼女は失った家族を回復させ、帰るべき祖国イスラエルに帰還することができました。また過去に住んでいた場所を辿ることで出生の記録も発見されたそうです。

私たちの信じる神様は回復の神様です。全てを失っても全てを与えてくださる神様です。私たちは誰にも覚えられていないと思う時があります。時には自分自身をも見失ってしまう時があります。しかしどんな時も、どこにいても私たちは神様に覚えられている者であることを彼女を通して教えられました。聖書の中には百匹の羊の中から一匹を捜し出す話があります。ここでは六百万の犠牲者の中から一人の記録を捜し求めています。また、私たちは数知れない失われているたましいから見つけ出された一人の者であることを忘れてはいけません。

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