ツアー体験談

松本真亜沙さん (松江福音教会)

朝5時に起きて死海の朝日を見に行きました。
ちょうど6時頃外に出ると、吹き抜ける暖かい風と、朝日で赤く染まる岩山と、死海と呼ぶのが勿体無いくらい美しい豊かな蒼い水面に賛美したくてゾクゾクしました。神様の創るものってなんでこんなに素晴らしいの!ひとりになれるところで静まってデボーションしようと思ってたけど、そんなの無理。こんなに神様が私を楽しませようとしてくれてるのにじっとしてられないから、すぐビーチに行って風に吹かれていました。ニコニコが止まらなくて、幸せで、幸せで。わかっていたけど、ほんまに神様はうちのことめっちゃ好きみたい(笑)

普段なら忙しく走り回ってる日曜日の朝、私は今まで神様の素晴らしさを誉め讃える本当の礼拝ができてたかなぁ?こんなに素晴らしい神様の作品をほったらかして土曜日から慌ただしく、礼拝や!あれしなくちゃ、これしなくちゃって…私が何かをするってことにばかり目を向けてたかな。上手く書くことができないんですけど、神様からの愛を全身全霊で受け止めて喜んでるこの瞬間が一番礼拝に近い気がしました。大好きな神様に対して何もできることがない自分の無力さが、神様の圧倒的な愛を示しているみたいで、ただただ嬉しかった。
それが早朝のできごと。他にも一人で必死に塩を拾った話とか、友達が来なかった話とか、全裸で泳いでる人とかとかとか。早起きすると朝おもしろいことがいっぱい!早起き最高!

そんな朝のひとときを過ごしたから、小さな会議室でもたれた礼拝は本当に心にしみて、涙が止まりませんでした。ただ椅子を丸く並べただけ、楽器だってギターひとつ。人数だって松江の田舎の礼拝より少ない…なのに神様の愛が魂の奥の方に強く響いて、あんなに賛美したかったのに嗚咽で歌えない。やっぱり礼拝は人数や規模じゃない。方法でも技術でもない。教派や教団関係ない。私がどんなにダメでも関係ない。神様の愛はすべてを超えるんだなって改めて確認しました。
あと素晴らしいメッセージをしてくださった小石先生の「偏在使っちゃって」とゆう名言が忘れられません。

そして、この旅で一番のイベント荒野泊!屋根なし!トイレなし!毒蜘蛛!サソリ!太い蛇!と散々脅かしてくれたけど、そんなことより興奮が勝ってて期待は空より高かったはず。それなのに遥かに上回って最高でした。朝食のあたりから私の体調は悪くなる一方で、貧血でふらふらするし、痛いし、苦しいしで最悪の状況でした。でも神様って最悪の時にミラクルなプレゼントをくれるってことこれまでの人生で知ってたから、これは神様の仕込みやなってわかってた。
わくわくした気持ちとしんどい体を引きずって着いたユダの荒野はほんまに荒野!!!めちゃめちゃ晴天やし!岩ごついし、山高いし、石と岩ばっかりな砂色の世界。熱いのにちっともつらくないのは乾燥してることと、死海から吹いてくる風と、あとは見渡す限りの絶景があったからかな。写真では絶対に伝えられない感動。なによりもヤコブやバプテスマのヨハネやイエス様や弟子たちが歩いた場所…小さい頃から想像しかできなかった場所に自分が立っている興奮。イスラエルの旅すべてに言えることだけど、聖書の中を歩いてるみたいでした。危険で過酷で道のない荒野、一人では決して進むことはできないし目指す所にたどり着くのは不可能。そんな荒野をガイドのセフィーさんはまるで普通の街中を歩いてる感じ。セフィーさんがいるから安心して荒野を満喫できました。私たちは見るもの聞くもの、道なき道にいちいち驚きながら、ひたすらついて行っただけ。まるで人生だなって思いました。先もわからない、いつ着くのかも、どこへ行くのかも分からない。ただイエス様について行く。どんなに険しい坂も、環境や状況が悪くてもイエス様が連れて行ってくれる。その道中も楽しませてくれる。今思い出しても感動で息を のみます。ここに来ることができて本当によかった。

そしてやっぱり神様はサプライズを用意してくれていました。羊を屠る様子を一部始終見ることができたんです。旧約の祭司たちが動物の犠牲を捧げていたこととリンクして、当時の習慣に触れると思うと鳥肌が立ちました。繋がれた羊はとても優しい目をしてました。目の前で生きている彼はこれから私たちに食べられる…。罪の無い羊さん。つれて行かれるのを少し嫌がる羊さん。無垢でかわいい羊さん。見るのが辛かったメンバーや食べれないと思ったメンバーもいたと思います。肉は食べないから殺さないでって気分にもなるのかも。でも、だからこの羊は十字架のイエス様を何よりもリアルに伝えてくれました。子羊として十字架で死なれたイ エス様の型。捕らえられ、屠場まで引いていかれ、最後の水を飲み………
肉を裂く音、骨を砕く音、流れる出る血の音。命がなくなる瞬間。魂がなくなっても動き続けるからだ。
目をそらすこともできないくらいの衝撃でした。真っ赤な血。
流されたイエス様の血によって私が生きてる…。罪のないイエス様が、苦しむ必要のないイエス様が、価値のないものの為に死ぬ。なんで?どうしてそこまで?
イエス様の愛を理解できる人なんていないんだってことだけがわかる。
私ができることはお肉をおいしくいただくことだけでした。
月明かりのなかで黙想をし、食事を食べ、歌を歌い、花火まで見て。ただ受けるだけの者。
電気も水道も屋根もない、何も無いと思える荒野なのに神様 がくれる良い物で満ち足りてる世界。
私ってほんとただただ神様のくださるものを喜んで生きているだけ。賛美せずにはいられませんでした。息が続くかぎり歌っていたいと思いました。命の日のかぎりずーーーーーっと!
寝袋にくるまって夜空を見上げながら私がした寝る前のお祈りはいつもよりずっと短くて深い祈り。

「イエス様わたしにメロメロやな。かなわんわ!アーメン。」

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