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ティーチングレター

神の王国における建築 -後編-

TEXT: レベッカ・J・ブリマー [BFP国際会長]

先月は、私たちの人生を建て上げる上で、見せ掛けに捕らわれ、実はもろい土台の上に建築をする危険に陥っていないかについて検証しました。今月もさらに、神の「建築」について、聖書がどのように語っているか詳しく見ていきましょう。

私たちの考えによる建築

私たちは神のみことばの、確かな土台の上に人生を築いているでしょうか。あるいは、自分の考えに信頼していますか。それとも、富を頼りに人生を築いていますか。イエスは、マタイ7章で自分の方法で家を建てる危険を警告し、正しい方法で建築する重要性を語っています。

「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした。」(マタイ7:24-27)

私たちの築いた人生、仕事、教会、国のうち、見せ掛けの建築はあるでしょうか。すなわち、エゼキエルが言う、表面は美しくとも実際にはもろく、圧力が加わるなら倒れてしまうような建築です。

先月号でお分かちしたように、私は夢の中で壁を建築する熟練したレンガ職人を見ました。彼らはかなり腕の立つ職人らしく、美しい壁が作られていました。職人たちが整然とレンガを積み重ね、堂々とした建物が出来上がっていく様子を、しばらくの間私は見ていました。一つ一つのレンガが、きちんと並んでいます。モルタルも均一に塗られていました。私は好奇心から、その壁に近付き触ってみました。するとすぐに壁が揺れ動き、今にも倒れてしまいそうになりました。私はびっくりして裏側へ走り回り、壁を調べました。すると驚いたことに、その壁には基礎がありませんでした。この堂々とした壁は、単にレンガをモルタルでつなぎ合わせただけの不安定な壁だったのです。

私は、アメリカにいる親しい友人や祈りの支援者たちに、私が見た夢を分ち合いました。その中の一人が、興奮して言いました。「私もあなたと同時期に、ほぼ同じ夢を見ました!」と。そのとき、彼は自分の国家アメリカのための警告を、主が示していると感じました。私たちが信頼している壁は、確かな土台を基盤としているのではなく、物質主義と富を基盤に建てられ、今にも崩壊の危険にさらされています。私たちがこの今にも倒れそうなこの壁を思って祈るとき、主は多くのことを示してくださいます。そして、そのメッセージは、それぞれの状況に応じて、それぞれに違った内容で語られることでしょう。今日、神があなたに語っておられる語り掛けに耳を傾けてください。

神、建てられる方

ローマ、ティトスの凱旋門のレリーフ

建築に関する聖書的文献を調べて行く中で、私は強い感銘を受けました。神はしもべたちに多くの建物を建てるように指示されました。また、神ご自身がその建築過程にかかわられました。主の民は、祭壇を作るように命じられ、ノアは箱船を作るように、モーセは幕屋を建てるように、ソロモンは神殿を建てるように命じられました。神は建築に大いに興味をお持ちのようです。主はノアに設計を任せて、ただ箱船を作るように言われたのではありません。主が設計士であり、ノアが大工でした。モーセに幕屋を作らせたときも、モーセに自分で考えさせたわけではありません。

ノアとモーセへの神の指示は、寸法、必要な材料、色等まで、驚くほど細部にわたっていました。神はモーセに、寸法だけを指示されたのではなく、幕屋を美しく仕上げることも指示されました。そして、祭司が着る服までデザインされました。神は、モーセと職人に対し、これらの作り方も話されました。神は、建築過程の全行程の中に、力強くかかわっておられました。

今日イスラエルには、第三神殿の建築を待ち望んでいる熱心なユダヤ人がいます。彼らは、神殿礼拝に関して聖書やタルムードをよく調べて準備をしています。神殿研究所ホームページ「Temple Institute Web site」(英語)にアクセスすると、神殿祭儀に関する彼らの作ったものの一部を見ることができます。

復元されたメノラー

例えば、出エジプト記25章31.40に記述されている金色のメノラー(七枝の燭台)です。この記述通りに復元されたものが、エルサレムの旧市街ユダヤ人地区に展示されています。「また、純金の燭台を作る。その燭台は槌で打って作らなければならない。それには、台座と支柱と、がくと節と花弁がなければならない。…よく注意して、あなたが山で示される型どおりに作れ。」(出エジ25:31-40)というみことばを守り、メノラーの複製には、細心の注意が払われました。

ローマにあるティトスの凱旋門のレリーフに、実際の大きさのメノラーを見ることができます。この凱旋門はローマのイスラエル征服を祝って建てられたもので、ローマに持ち帰ったエルサレム神殿の財宝が描かれています。この古代彫刻に、神が礼拝のためにデザインされた品々が刻まれています。これらの資料も参考にしながら、複製が作られました。エルサレムで再現されたメノラーを見るとき、神にとってどのように建築物を建てるかが、いかに重要であったかが分かります。

神は今、何を建てておられるか

イスラエルに到着した帰還者たち

神が今日建てているものの一つが、シオンです。聖書は、神がイスラエルを散らされた国々からシオンに戻される日について語っています。「なぜなら、主はシオンを建て、その栄光のうちに現れ、窮した者の祈りを顧み、彼らの祈りをないがしろにされなかったからです。」(詩102:16-17)。「主はエルサレムを建て、イスラエルの追い散らされた者を集める。」(詩147:2)

神がイスラエルの民の帰還について詳細な計画を持っていることは、2500-3000年前に、イスラエルの預言者たちを通して記録されています。今、まさにその預言通りに計画が進行しているのを私たちは目の当たりにしています。その預言によると、神はこの建築プロジェクトを援助する者として、諸国の民(クリスチャン)を用いると書いてあります。諸国の民は、この神のプロジェクトのために、祈りや経済的な援助をします。そして、実際に、ユダヤ人のイスラエルへの帰還を助けています(イザヤ60:1-10、62:1、2、6、7、10)。BFP(ブリッジス・フォー・ピース)も、ユダヤ民族の祖国への帰還のために尽力し、彼らが約束の地に定住するための支援に努めています。このシオンを建て直すという神のビジョンのチームの一員として、世界中のクリスチャンが加わることを願っています。

私たちはどのように、自分の人生を建て上げるのか

神は、私たちが霊的にどのように成長するのかについても、非常に興味を持っておられます。また、私たちが成長し成熟することを望んでおられます。ユダ20-21節で、「しかし、愛する人々よ。あなたがたは、自分の持っている最も聖い信仰の上に自分自身を築き上げ、聖霊によって祈り、神の愛のうちに自分自身を保ち、永遠のいのちに至らせる、私たちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。」と、言っています。

私たちは、築き上げられなければなりません。そのことについて第Ⅰペテロ2章5節に次のように書かれています。「あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。」

「生ける石」とは何でしょうか。私の夫トムは、イスラエル政府公認ガイドの資格を得るために、広範囲な訓練に2年を費やしました。その学びの中で、生ける石が、建築に用いるために削り出し、形を整えられた石であることを学びました。神は、御自身の目的のために私たちを形作ろうとされています。神は、御自身の目的に沿わせるために、私たちを形作りたいのです。削り取られることは心地よくありませんが、それは神の建築物となる過程なのです。あなたは、喜んで神に形作られること、神に喜ばれない部分を削り取られることを受け入れているでしょうか。

主の大建築の中で、お城の石垣のように、他の生ける石と隙間なく組み合わされることが必要です。また、私たちが近年受けている逆風(試練)も、お互いの形がぴったり合うように削られるためのものです。私たちは神の計画のままに建て上げられるのです。それは、とても詳細に計画されています。それが神の建て方だからです。さあ、主が備えられた目的のゆえ、主にあって強くあるために、神が私たちに行われる修正と神の建築計画を喜んで受け入れましょう。

神は、シオンを建て上げるために、あなたを用いたいと願われています。これは、BFPの召命の一つです。神があなたの内に用意されていることがどんなことであっても、ぜひ、主の計画に従ってください。主に信頼するなら恐れる必要はありません。イエスは言われました。
「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。」(マタイ7:24-25)

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