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ハイメール通信

ハイメール通信No.898 全人質の早期解放のために

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ハイメール通信No.898 2025.2.10
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全人質の早期解放のために
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先月19日から始まったハマスとの人質・囚人交換で、人質たちが、原則毎週末3〜4人ずつ、ガザから戻ってきています。今解放されているのは、第一段階の返還リストにある33名の方々です。8日(土)には3名の男性が解放されましたが、その様相は、まるで80年前に、ナチスの強制収容所から解放された生存者を想起させるほど衰弱しており、イスラエルと世界中に恐怖と衝撃を与えました。この帰ってきた人質たちを目の当たりにして、一刻も早い、全人質の解放の声が高まっています。

ハイナイトでも祈ってきたアロン・オヘルさんは本日、24歳の誕生日を迎えました。第一段階のリストには入っていません。この492日間、アロンさんが音楽祭で拉致されて以降、生きているのか死んでいるのか、全く手掛かりがありませんでした。しかし、誕生日の直前、アロンさんが今も生きていることをご家族は知ることができました。8日に帰ってきた2名の男性が、アロンさんと同じトンネル内で拘束されていたからです。しかし、アロンさんは、深刻な傷を負いながら治療を受けておらず、トンネル内で鎖につながれ、飢餓状態にあることが分かりました。母親のイディットさんは、「明日にでも解放を!」とイスラエルと世界に訴えています。

母親のイディットさんは、昨日のテレビインタビューでこう語りました。「アロンの目には破片が入り、肩や腕にも破片が刺さっています。ずっと鎖につながれ、食事はほとんど与えられていません。せいぜい1日1枚のピタパンだけ。それが1年以上も続いているのです。彼だけではありません。(解放された)オル・レビさんもエリ・シャラビさんも同じ状況にありました。どんな母親でも、わが子が何日も鎖につながれ、飢えに苦しむことを耐えられるはずがありません。私はこの情報をたった今、知ったのです。エリとオルが経験したことを、今まさにアロンが耐え続けているのです。息子のけがは放置されたままで、傷ついた目では影しか見えない状態です」

イディットさんは、23年12月に人質家族の代表団として来日されました。その際、B.F.P.Japanもイディットさんとお会いする機会をいただきました。以来、イディットさんと関係を育み、アロンさんのために特別に祈りを捧げてきました。アロンさんは、若き才能あるピアニストで、家族は日本が大好きな家族です。アロンさんが生還した折りには、ご家族で来日されることを願っています。

今回、第一段階の解放リストに入った33名は、女性、子ども、高齢者、負傷者、また23年10月のテロよりも前に、ハマスに拉致されている方々です。しかし、今回アロンさんのように深刻なけがを負いながら、リストに入っていない人質たちがいることが明らかとなりました。上記のような過酷な状況での拘束は、解放が遅れれば、助かる命も助からない危険があります。人質のお一人おひとりに主が現れてくださり、人知を超えた主の助けがあるように。彼らがユダヤ人として幼い時から心に刻んできたみことばが、生きる力と希望となるように。第一段階リストの解放予定者のみならず、ガザに残っているすべての人質が一刻も早く解放されるよう、今後の人質交渉の上に主が働いてくださるように祈りましょう。

「神よ 私を救い出してください。主よ 急いで私を助けに来てください」(詩篇70:1)

▼お母様が作成した映像をご覧ください。
「アロンを家に帰して」(24年夏作成)
https://youtu.be/jGT-Dt0ndmk


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