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ハイメール通信No.851 大規模テロ未遂 相次いでいた中で迎えたラマダン

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ハイメール通信No.851 2024.3.15
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大規模テロ未遂 相次いでいた中で迎えたラマダン
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イスラエル警察は12日(火)、エルサレムでの大規模テロ攻撃が、今年に入ってから12件阻止されたと発表しました。昨年10月7日のハマスの大規模テロ発生以降で数えると、エルサレムで阻止されたテロは5カ月間で、実に38件に上ります。

こうした中、10日(または11日)夕刻から、ラマダン(イスラム教の断食月)に入りました。ラマダンは、テロ組織が暴力をあおる時期であり、戦時下の今年、イスラエルでは特に厳戒態勢が敷かれています。この最初の1週間だけでも、エルサレムのアラブ人居住地区でテロ容疑者を逮捕した際、6個の爆発物を発見。また、西岸地区では、爆発物を体に巻き付けていた自爆テロリスト未遂犯を取り押さえました。テルアビブで大規模テロを試みていたと見られます。

2月29日には、西岸地区のガソリンスタンドで、イスラエル人2名への銃撃テロが発生しました。犠牲者は、3人の子どもを持つラビ(57)と車に同乗していた高校生(16)で、車に給油中にテロリストに射殺されました。ラビは、救急救命団体でボランティアも務めていました。

カタール在住のハマス指導者、イスマイル・ハニエは、イランが支援するテロ組織(ハマス、ヒズボラ、イスラム聖戦、フーシ派など)に対し、ラマダンの期間中に対イスラエル攻撃を強めるように、またエルサレムや西岸地区のパレスチナ人に対してはアル=アクサ・モスクに集結して騒乱を起こすよう呼び掛けています。実際、イスラエル北部では、レバノンから100発以上のロケット弾がイスラエル領内に飛来。イスラエル軍もレバノンのテロ組織ヒズボラへの攻撃を強め、レバノンのハマス幹部を殺害するなど緊張が高まっています。

国連のグテーレス事務総長は、「ラマダンの精神にのっとり、すべての紛争当事者に銃を置き、和平交渉に戻るよう求める」と述べ、メディアでも「ハマスはラマダン中の人道的停戦を求めている」と報じられています。しかし、実のところ、ハマスはSNS上で人々を扇動して、イスラエル攻撃を強めようとしています。

イスラム教の聖日である金曜日は、特にテロの激化が懸念される日です。どうかこの週末、イスラエル全土を主が御手をもってお守りくださるように。また各地の前線にいる治安部隊や国防軍の兵士たちが守られるように。またテロが未然に防がれて、イスラエル、パレスチナ双方の尊い命が失われることがないようにお祈りください。

「エルサレムの平和のために祈れ。『あなたを愛する人々が安らかであるように。あなたの城壁の内に 平和があるように。あなたの宮殿の内が 平穏であるように。』」(詩篇122:6、7)


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