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プロジェクトレポート

変わりゆく時代

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

今、時代は急速に変わりつつあり、不安と脅威が増しています。
そんな中、日本の皆さんはこれまで以上に支援を強化してくださっています。
そのおかげで、あるご一家を全面的にサポートすることができました。

エルサレムのショッピングモールに開設した支援物資支給センター
Photo by BFP本部

2022年は、変化の年、不安の年、大きな困難が立ちはだかった年と言えるでしょう。ウクライナへの軍事侵攻は、この国の市民の生活とインフラに壊滅的な打撃を与えました。多くの人々が避難民となり、先行きは見通せません。

パンデミックによって引き起こされた世界的な不安は、今回の戦争でさらに深まりました。サプライチェーン(商品の製造から消費までのプロセス)が突然断たれ、インフレが起こり、燃料費は高騰し、食料供給にも脅威が付きまといます。加えてイスラエルでは、この8月にもガザ地区からのロケット弾攻撃を1千発以上受けました。イランとそのテロ組織、またその同盟国は武力による威嚇をやめようとしません。こうした変化を目にし、人々の心には恐れと不安がわき起こっています。

しかし、何が起ころうとも、神にとって予想外な出来事は一つもありません。その事実を知る時、私たちクリスチャンは大いなる慰めを得るのです。不確かな未来が待ち受けていても、私たちはそれに立ち向かう勇気を持てます。それは、いかなる時も神が共にいてくださるという約束があるからです。

BFP(ブリッジス・フォー・ピース)も、予期せぬ変化に対応せざるを得ないことが何度もありました。そのたびに私たちは神の導きを求めました。神が私たちをお見捨てになることはありません。主が共におられ、世界中の多くの友人たちが祈り、支えてくださることは、私たちにとって大きな恵みです。

危機に瀕するユダヤ人社会

突如として危機にさらされたウクライナ、エチオピア、ロシアのユダヤ人社会。神はこれらの国々からユダヤ人を救出するため、私たちを備えてくださいました。これは現在進行形の話です。予想もしていない混乱が起きた時、私たちは動じることなく、東ヨーロッパや旧ソ連国にいるクリスチャンたちと力を合わせて働きました。さらに、イスラエルのユダヤ人パートナーとも協力し、何千人ものイスラエル帰還を支援しています。

新しい住まいの準備

イスラエルに到着した帰還民が定住できるように、私たちはすぐに大々的な対策を講じました。幾つかの町の自治体やユダヤ人組織と連携し、避難民の必要に応える活動を開始したのです。これまでもお伝えしてきたように、新移民がイスラエルの生活に適応するには時間が掛かります。しかも、彼らはほとんど何も持たずにやって来ます。最近の新移民たちは、過去に例がないほど手荷物がありません。文字どおり着の身着のままで到着します。そのほとんどが高齢者や女性、子どもたちです。

私たちはユダヤ人団体「ヤド・ラオリム」(「移民に手を」)とパートナーシップを組み、生活必需品を支給するセンターをエルサレムのショッピングモールに開設しました。何百人もの新移民の方たちは、ここで必要な品(毛布、タオル、シーツ、枕、食器、鍋、フライパンなど)を無料で受け取ることができます。こうした生活必需品の需要は尽きることがありません。

今回、寛大な日本の皆さんからの支援金を用いて、ウクライナから避難してきたナタリアさん一家を重点的に支援することができました。ナタリアさんは2人の息子を連れてイスラエルへ避難してきています。

一家はウクライナにいたころ、ロシア兵に銃を突き付けられるという危険な目に遭いました。それが原因でナタリアさんは重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、健康を害しています。夫は、その場に残るよう銃で脅され、離ればなれになってしまいました。今は、17歳になる長男が一家を支える責任を担っています。

私たちは、文字どおり何も持っていないこのご家族をあらゆる面で支援する準備を始めました。予算内で、ベッド、家電、テーブル、いす、パソコン、電話、そして買い物に出掛ける時に使える自転車も提供することができました。この支援に関する動画は以下からご覧いただけます。
https://youtu.be/UDlrksYUPyU

運営上の課題

BFPはこれまで人手不足の中、二つのフードバンクを運営してきました。しかし、現地のニーズに応えていくためには新たな方法を模索せざるを得ない段階に達しました。多くの祈りと調査を重ねた結果、BFPの理事会は北部フードバンクのカーミエルセンターを閉鎖する決断をしました。

ただし、北部における支援は今後も継続していきます。BFPから支援を受けられなくなる人は一人もいません。現在では国内の物流が発達し、エルサレムのフードバンクからイスラエル全土に支援を提供できるようになったためです。結果、多額の資金を節約でき、さらに支援を拡大し、必要な方たちに手を差し伸べることが可能になりました。

感謝

変化に富むこの時代に、イスラエルの神とその民、そしてBFPと共に歩んでくださる皆さんに感謝を申し上げます。「帰還者支援」に寄せられるご支援により、私たちはより多くの必要に応えることができます。「救出作戦」に寄せられるご支援は、BFPのネットワークの維持を助け、困難な状況から人々を救出することを可能にします。今回のナタリアさん一家のように新居を整えるお手伝いをする場合は、1万USドル(日本円にして約140万円)が必要です。このような支援を通じて、はかない希望に再び花を咲かせることができるでしょう。神のパートナーとなり、主にある最も小さい兄弟たちを共に助けてまいりましょう。

ウクライナのユダヤ人支援

ウクライナのユダヤ人救出及び帰還後の必要は刻一刻と変わります。各提携機関を通して、その時に一番必要とされるところへ支援をお届けできるよう、新たに「ウクライナ」の支援項目を設けました。ウクライナのユダヤ人支援の際は、支援項目「ウクライナ」へお願いいたします。
ご入金方法は「献金方法」をご覧ください。

<郵便振替用紙 記載例>

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