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イスラエル料理 レシピ

ハラー (安息日のパン)

ハラー( 安息日のパン)

安息日には、ハラーと呼ばれる三つ編みのパンがワインと一緒に食卓に供されます。家長が祈りを捧げ、ナイフでカットし、塩を付けて家族に配り、食します。ハラーには、卵やマーガリン、蜂蜜を入れたものなど色々な種類があり、上にケシの実や、胡麻を飾ったものもあります。これらは、「マナ」を表していると言われています。ほとんどはお店で購入し、家庭で作ることは少ないようです。今回は卵を使わず、香り高いエクストラ・バージン・オリーブオイルを使用したハラーをご紹介します。

<材料> (作りやすい分量)
○強力粉 250g(2回ふるっておく)
○塩 小さじ 1
○砂糖 大さじ 2
○インスタントドライイースト 小さじ 1
○エクストラ・バージン・オリーブ・オイル(EXV) 小さじ 2
○ぬるま湯( 夏場は水でも大丈夫) 150ml(適宜調整)
○打ち粉(強力粉) 適量
<道具>
○大ボウル
○木杓子
○布巾
○ラップフィルム
○オーブン
  1. 材料を計測し、ボウルに粉を入れる。
  2. 片側にイーストと砂糖を、反対側に塩とEXVを入れる。
  3. イーストと砂糖をめがけて分量の水を注ぎ、イーストと砂糖を溶かすようにしてから、全体を混ぜる。最初はべたべたするが、次第にまとまってくる。
  4. 粉っぽさがなくなったら、軽く強力粉の打ち粉をした台の上に生地を出してこねる。生地の端をつかむようにして持ち、そのまま振り上げて台に叩きつける。持った生地を向こう側にかぶせるようにして半分に折り、90°右側を持って、同じように叩きつける。これを繰り返す。
  5. 生地が滑らかになり、艶が出てきたら丸め、とじ目を下にして、ボウルに戻す。
  6. ラップを掛け、2倍程度に膨らむまで発酵させる。
  7. 指に打ち粉用の強力粉をつけ、生地にさし、10秒程度経過後そっと抜き、穴の形がしっかりと残れば、発酵できている。すぐに穴がしぼむようであれば、更に発酵させる。
  8. ガス抜きをする。こぶしで軽く叩き、生地から空気を抜く。ボウルから出し、軽くひとまとめにし、6等分し、丸め、とじ目を下にしておく。
  9. 3個の生地をそれぞれ、粘土細工の要領で約20㎝程度の、同じ長さと太さに伸ばし、丸いひも状にする。この間、休めている生地には固く絞った濡れ布巾を掛け、乾燥を防ぐ。
  10. ひも状に伸ばした生地を、中央から下に向かって三つ編みにする。次に上下を変えて三つ編みにする。それぞれ編み終りは生地の下に入れ込むようにして処理する。
  11. 残りの3個の生地も 9.10 同様の作業を行い、2個のハラーを作る。
  12. 天板にオーブンシートを敷き、間隔をあけて2個のハラーをのせ、濡れ布巾をかける。
  13. オーブンを180℃に温め始める。
  14. 生地が2倍程度になるまで発酵させる。
  15. 胡麻、ケシの実を飾る場合、少量のミルクに指を浸して胡麻をつけ、ハラーの網目の上に付着させる。
  16. オーブンに入れ、180℃で15分〜20分きつね色になるまで焼く。焼き上がったら、ケーキクーラー等にのせ、粗熱を取る。
  17. お皿に盛る。祈祷の儀式まで、ハラーカバー(ハラーを覆う布。BFPショップでも購入できます)を掛けておく。
  18.         
お料理ひと言メモ
『あなたは小麦粉を取り、それで輪型のパンחַלּ֤וֹת (ハラーの複数形 ハロット)十二個を焼く。』 聖書で最初に「ハラー」がでてくるのは、このレビ記24章5節です。

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