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ハイメール通信No.825 人質の家族の来日を覚えて 〜ハヌカの奇跡を願って…〜

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ハイメール通信No.825 2023.12.12
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人質の家族の来日を覚えて
〜ハヌカの奇跡を願って…〜
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ハマスに捕らえられた人質の家族6名が、来日しています。昨日(11日)から、外務省や、超党派の日本イスラエル友好議員らの会合などを訪れ、人質の早期解放を訴えています。来日したのは、アロン・オヘルさん(22)、ノア・アルガマニさん(26)、エデン・ゼカリアさん(28)の家族や親族6名です。連れ去られた3人は皆、野外音楽祭に参加していた人たちでした。

アロンさんはピアニストでした。母親のイディットさんは「日本は強い国です。そして解放の手助けのできるエジプトやカタールとコネクションを持っています。交渉のために力を貸してください」と話しています。

ノアさんがテロリストにバイクで連れ去られる衝撃的な映像は、テロ勃発直後から世界中を駆け巡りました。父親のヤコブさんは「妻は、脳腫瘍が見つかっており、残された人生は長くない。妻の最後の願いは生きている状態でノアに会うことだ。力を貸してほしい」と、切実な思いを語りました。

エデンさんは、車で逃げながら両親と電話で話していました。「彼ら(テロリスト)が私たちを撃っている! すごく近くまで来ている!」。これが彼女の最後の声でした。来日した叔父のサソンさんは「全員の解放のために、(世界は)声を上げる必要がある」と訴えました。

世界中のユダヤ人は、今週ハヌカの祭りを祝っています。しかし、今年のハヌカは悲しみにあふれています。昨夜は、東京タワーの下で、人質の家族と共に、人質解放を願うハヌカの催しが行われました。ハヌカの燭台の光だけでなく、人質の数と同じ数のキャンドルがともされ、国内のユダヤ人を始め、人質解放を願う人々が集まりました。

ハマスに今も捕らえられている人質は、現在137名。しかしそのうち18名は、解放された人々の証言やイスラエル国防軍が把握した情報などにより、既に死亡しているとイスラエル政府が公表しています。解放された人質の証言を聞けば聞くほど、人質たちが生きて帰ってくるためには一刻を争います。

どうか、2千年前に主が神殿で奇跡をなしてくださったように、人質が奇跡的に解放されるように。また、この来日が功を奏し、日本政府が解放のために貢献することができるように。心身の苦しみの中で、世界各国を巡る人質の家族が支えられるよう祈りましょう。


「主よ みこころによって私を救い出してください。 主よ 急いで私を助けてください」(詩篇 40:13)


*ハヌカ(光の祭り・宮きよめ祭):
BC165年、イスラエルを支配していたギリシャ系シリア人(セレウコス朝シリア)は、厳しい反ユダヤ政策で、イスラエルの神を汚し、エルサレム神殿に豚を捧げ、偶像の宮につくり変えていた。こうした中、祭司の家系であるマカベア家が、反乱を起こして勝利し、ユダヤの統治権を奪回。エルサレム神殿も奪還され、きよめられたことを記念するのが、ハヌカの祭り。ユダヤ人に神殿が戻った時、燭台にともす油が、1日分しか残されていなかったにもかかわらず、点火すると8日間燃え続ける奇跡が起こった。新約聖書では「宮きよめの祭り」と言われ、以来2千年以上にわたり、これを記念して8日間光をともす祭りが祝われている。ハヌカは「奉納」の意。イエス・キリストも祝ったとされる(ヨハネ10:22)。

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