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ハイメール通信No.824 ハマスに性的暴行を受けた人々を覚えて

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ハイメール通信No.824 2023.12.12
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ハマスに性的暴行を受けた人々を覚えて
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ハマスから解放された人質のうち、少なくとも10人のイスラエルの男女が、拘束中に性的暴行を受けていたことが、医師により明らかになりました。停戦の合意事項には、すべての子どもと女性の人質の解放がありましたが、ハマスは今も20人の女性を拘束したままです。先週、米国務省のミラー報道官は、「ハマスが女性を拘束し続けているのは、拘束中の性的虐待について証言させたくないからだ」と懸念を表しました。

実際、10月7日のハマスによる大虐殺では、広範囲で組織的な性暴力がありました。ハマスのテロリストたちは、「女性を汚す目的」で年齢を問わず女性をレイプするよう指示を受けていました。その残虐性は検死によって明らかになっています。激しい性的暴行で足や骨盤が骨折していたり、乳房や性器を切除されていたり、暴行後に焼かれた遺体も多数あります。生存者の目撃証言も悲惨です。レイプ中に斬首されたり、手足を切断されたり、頭を撃ち抜かれた女性もいます。死んだ女性でさえレイプされているのを近くで聞いていた人もいます。また、虐殺現場に到着した救急隊員は、手足をベッドに縛り付けられた2人の女性の遺体を発見。1人は内臓が取り出され、性器を切られており、「これまで多くの現場を見てきたが、これほどの暴力を見たことがない」と証言しています。性的暴行が襲撃計画の一部であり、その目的は人々を恐怖に陥れ、侮辱することであったのは明らかです。

このような恐ろしいハマスによる性暴力は、テロ発生直後から明らかでした。逮捕されたテロリストらが自供しており、また彼らが犯行時に撮影した数多くの動画が、動かぬ証拠です。しかし、ハマス幹部のバセル・ナイムは、結婚以外の性的関係を禁じるイスラム原則を理由に、性暴力を否定しています。
それだけでなく、世界のさまざまな女性人権団体も、この問題に対してほとんど発言せず、国連までもが沈黙していました。11月25日は国連が推進する「女性に対する暴力撤廃のための国際デー」でしたが、さまざまな事案に関するキャンペーンがなされても、この問題には口を閉ざしていました。UN-Women(女性に対する暴力や虐待に対して非難声明を定期的に発する国連機関)がハマスの暴行を非難したのは、テロ発生から7週間もたった後のことでした。国際世論はイスラエルに対して、あまりにも冷ややかです。

癒やしがたい傷を癒やすことができるのは、神さまだけです。筆舌に尽くし難い恐ろしい体験をしたテロ被害者たちの心身の癒やしのために。今もガザに捕らえられている人質たち、特に20人の女性たちがこのような性暴力から守られるように。人質たちが奇跡的に発見され、解放されるように。世界が、イスラエルの人々のために、声を上げることができるように。ハマスの戦闘員や協力者たちが、暴力と戦闘をやめる決断ができるように。祈りを捧げていきましょう。

「主よ 深い淵から私はあなたを呼び求めます。主よ 私の声を聞いてください。私の願いの声に耳を傾けてください。…私のたましいは 夜回りが夜明けを まことに 夜回りが夜明けを待つのにまさって 主を待ちます」(詩篇130:1〜2、6)


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