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ハイメール通信No. 308 B.F.P.Japan 理事代表 梅谷悟


■ B.F.P.Japan 理事代表 梅谷悟

10月25日から三日間、宮城県と福島県に行きました。「被災3県支援者ネットワークの集い」に参加し、南三陸を訪問。その後、地域支援をしているリーダー達に会い、計画と必要を聞きました。

「『教会さんは長く関わってくださるんですよね?』と遠慮がちに尋ねられた南三陸町の婦人の言葉と表情が心から離れない」と語ったのは、宮城郡利府教会の松田牧師。支援活動の中、一人の婦人が貴重な自分の食べ物や飲み物を持ってきて、それを(松田先生に)くれようとして「受けるばかりじゃ、生きていけないよ。」と言われたことが忘れられないと話してくださいました。

また、被災地を回り、地域により復興の度合いに違いが出ているのを見ました。がれきの撤去が済み、新しい家が建ち始めているところがあります。そのような地域は、国の補助をあてにせず、将来のビジョンをもち、ボランティアの協力を得てがれきの撤去をしていました。そこではすでに復興が始まっていました。「多くを失ったからこそ、若い人たちが帰ってくる新たな村作りをするチャンスだ」と考えていると、話してくれました。
一方で、流された車や、壊れかけの建物がそのまま残っているところがありました。国の予算がつくのを待ち、外部の人をあまり入れず、地域の建設会社ががれきの撤去などを請け負うことを予定していました。そのような地域では、復興が遅れているように見えました。

すべてを失い、がれきを前にして必要なのは「ビジョン」だと教えられました。主を信頼している私たちこそ、主からビジョンを受け取ることができます。今こそ、クリスチャンが被災地の方々と一緒に主からビジョンを受け取り、働くときだと思いました。

<祈り>

  1. ボランティアの数が減っていく中、年単位の長期で地域に関わることのできる人材が必要とされています。
    長期ボランティアや献身者が被災地に多く起こされるように。
  2. 復興に向けた「ビジョン」をクリスチャンが主から受け取り、地域の人に希望を届けることができるように。
    すべての地域にビジョンを持つリーダーが与えられるように。
  3. いまだ、悲しみの中におられる被災者の方々が受けた心の傷が癒やされるように。
  4. 被災地で救われた兄弟姉妹が、主にあって成長し続けることができるように。
  5. 教会や支援団体同士のよい協力体制とネットワークが構築されていくように。

悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。(マタイ5:4)

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