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ハイメール通信No. 277 震災5ヶ月目を迎えて 東京都 金井亜紀さんより


■ 震災5ヶ月目を迎えて 東京都 金井亜紀さんより

B.F.P.Japanスタッフの東北巡回に同行しました。そして、青森県、岩手県、宮城県の被災地で活動している牧師や宣教師の方々から、沢山のお話をうかがいました。被災地と一言で言っても被害の状況も、復興への歩みも、地域によってさまざまです。メディア等での報道が少しずつ減り、またボランティアの数が減っていると言われている中で、被災地は今もなお多くの支援を必要としています。今日で、震災から5ヶ月になります。

お訪ねする中で皆さんが言われるのが、被災者の方々は、「忘れられてしまうこと」を一番恐れているということです。被災地の先生、信徒の方々は、まさに身を粉にして働いておられます。支援の形は変わっていくとは思いますが、現地の先生方はみな、30年~40年、そして次世代を視野に入れています。一方、被災地から離れた所で暮らす方々にとっては、現地の様子を知る機会が減っていく中で、息の長いかかわりというのは、なかなか難しいのが現実です。

震災直後から、既存のネットワークを越えた、教会や信徒の方々の繋がりが生まれてきています。「忘れない」、そして息の長い支援のためには、緊急時のこのような体制を維持していくこと。さらに、現地の教会を中心にした二重三重のバックアップ体制を発展させていく必要を感じます。また、今回の震災で得た教訓を次回に生かすことができるような体制を、日本のクリスチャンという大きな枠の中で、共に立て上げていければ、どんなにか素晴らしいことでしょう。無駄のない効率的な支援、多様な必要に届く支援。そして苦しんでいる方々に寄り添った支援が、教会や教団の枠を超えてできば・・・そんなことを被災地で思わされました。

<祈り>

  1. 被災地のことを「忘れない」で祈り、支援し続けることができるように。
  2. 災害など緊急時に備えた、地域教会同士のネットワークが発展的に生み出されるように。
  3. 被災地の教会を支援する、二重三重のバックアップ体制が整うように。
  4. 世界の中の日本という大局から物事を見、教団教派の枠を超えて、いざというときに効率的に動けるよう、教訓を生かすことができるように。
  5. お盆までにせめて家族に帰したいという思いから、炎天下、行方不明者の捜索活動が集中的に行われています。
    その思いが報われるように。
    熱中症対策をしっかりすることができるように。
  6. 福島県は今日正式に「脱原発」を掲げる基本理念を提示しました。
    「脱原発を掲げ、福島を自然エネルギーや放射線医療などの研究拠点にして、産業に結び付けていく」という10年単位の復興計画が実現するように。

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