ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 273 神奈川県 谷本多美子様より
私の故郷は福島県南相馬市小高区です。3月11日、一瞬にして、故郷も生家も母校も失われました。この喪失感は深く、容易に埋まるものではありません。
私の母と妹は、奥多摩福音の家で避難生活を続けています。福島第一聖書バプテスト教会、佐藤彰先生の教会のメンバーです。故郷に残った友、親戚、知人みなばらばらになってしまいました。何人かの友は津波で亡くなりました。原発事故でその遺体の捜索も遅れ、いまだに行方もわからない友もいます。今もまだ原発事故現場で働いておられる方、ほんとうに大変なことです。いろいろ考えますと胸が張り裂けそうです。原発について、私たち、少なくとも私は危機感を抱きながらも真剣に祈ってこなかったことを悔い改めました。けれども今はただ、多くの方のお祈りと具体的なご支援に支えられ、日々感謝して歩ませていただいております。この震災、原発事故を通して神様のご真実をますます深く学ばせていただいております。
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