ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 272 福島県 グローバルミッションチャペル 森章先生より
いわき市にあるグローバルミッションチャペルは震災からすぐに救援活動を開始しました。これまで、がれきの撤去や、物資支援などのボランティア活動を展開してこられ、今でも生活支援センターとして、毎日50~80家族が物資を取りに来るという状況です。多くのボランティアが出入りするチャペルは、まさに初代教会のようだと表現する人も少なくありません。ボランティアが良い働きをするため、毎日、朝・夜のMTGを欠かさず行い、短期の方には「イエス様ご自身を求めることを一番大切にする」ことを受け取って帰っていただきたいと望んでおられます。先生自身、震災以来全ての働きを主の導きの中で進めてこられましたが、謙遜な先生は今なお、主がグローバルミッションチャペルにどのような働きを託しておられるか、主の声を聞き続けることができるようお祈りくださいとおっしゃっています。
今週、「声なき者の友の輪」(FVI)の主催で、福島県内の有志の先生方が集まり「福島未来会議」が持たれました。そこで今後の方向性としてはっきりしたことを二点お聞きしました。一つは、いわき市で一番大きな被害地区である久野浜地区(原発から27キロ)の片付けがほとんど手付かずでいるのを、片付けること。がれきの片付けについては、今までやってきているのでノウハウはありますが、久野浜地区は放射線量が高いのが問題です。40歳を超えると、甲状腺に放射性物質が蓄積する可能性が低いため、できれば、その年代の方に、ボランティアとして来ていただきたいということです。
もう一つは、汚染された土の除染です。すでに塩害の農地では効果を上げている、「無限水」という 電子水(水に電子を大量に溶け込ませたもの)を原発近くの土壌に散布し、効果があるか実験したいと考えています。
そして、森先生は、仮設住宅ではない、本当に住むことのできる恒久住居を建設し、町を造っていくというビジョンを持っておられます。行政の許可がおりなければ、土地の確保ができない状況で、見通しは立っていません。また、水を浄化する力でクリーンエネルギーを発電する、「水浄化発電プラント」の誘致を進めていますが、こちらも行政の許可がなかなか下りません。これらの働きが前進するように、お祈りください。
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