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ハイメール通信No. 271 福島県を訪問して


■ 福島県を訪問して

先週から昨日まで、福島県を訪問しました。まず、南相馬市へ。海岸沿いの津波が襲来した地区は宮城・岩手沿岸と同じように、全てが波にさらわれ、持っていかれたことが見てとれました。道路が陥没し、マンホールだけが突起している道を通り、郡山に移動しようと思いましたが、原発の影響で道路が封鎖に。飯館村を通って郡山市に入り、その後、いわきや福島市、会津方面まで行きました。
今回は震災から4ヶ月以上経っているからでしょうか、マスクをつけている方は、全く見かけませんでした。しかし、放射能という暗い陰がたれこめ、土地そのものが嘆いているようにも感じました。放射能に対する温度差、福島県の人と他県の人の間の温度差など、さまざまなギャップがあり、とまどいを覚えました。3月11日から、ほとんど眠れていらっしゃらないのでは・・という先生、あふれる涙をおさえて、話をしてくださった先生、ボランティアや復興支援の団体は、福島を通過してしまうと嘆いておられる方もいらっしゃいました。

今まで原発の問題に対して、具体的に祈る指針が見えずに、漠然とメディアの報道だけを眺めていたことを悔い改めました。マスコミは政府の発表をただ伝えているだけで、本来のメディアの役割を果たしているとは言えない状況です。住民の方々は、何を信じて良いのかわからない。「原発は絶対に大丈夫」だと言い聞かされてきたことが覆され、家も財産も仕事も全て失って、放浪している。そのような方々を前に、掛ける言葉もなく、ただ応援しています。と声を掛けるのが精一杯という状況でした。必要は果てしなく広がっています。原発の問題も含めハイメールでは今回訪問させていただいた先生方の状況をお知らせしていきたいと思います。お祈りに覚えてくださいますよう、お願い致します。

<祈り>

  1. 福島第一原発がこれ以上、爆発するなどの危機的状況に陥らないように。
  2. この暑さの中、重い防護服を着て働いてくださっている作業員の方々の守り。
    被ばくすることが無いように。
  3. 仕事を失って、義援金や失業保険で暮らしている方々が、一日も早く、新たな定職に就けるように。
  4. 福島県内の教会が強められ、人々に主の愛と消えない希望を届けていくことができるように。
    必要な資金、人材、物、全てが主の備えによって与えられるように。

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