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ハイメール通信No. 263 南三陸町での働きを終えて 愛知県 大野正樹さんより


■ 南三陸町での働きを終えて 愛知県 大野正樹さんより

大野正樹さんはB.F.P.Japanのボランティアとして、6月5日から30日まで、宮城県南三陸町の避難所となっている体育館で活動を行いました。大野さんは全て自前の車中泊、最初の2週間くらいまでは食料も自分で30キロ離れたコンビニまで行って確保し、極力被災者の方に迷惑をかけないようにしていました。働きの内容としては、震災当初から南三陸町に週3回通い、住民の方々の信頼を得ていた西仙台教会の中澤牧師の元で、チームの一員としての働きでした。
大野さんは避難所に密着して生活できるという利点と、元・警察官という経歴を生かし、必要にこたえる働きを続けました。体育館の住民代表を助ける役割、相談役、慰め手、そして犯罪の抑止運動や住民同士の喧嘩の仲裁まで幅広く活動しました。毎日、がれきの中の道を通ってバスの発着所に行く子どもたちを送り夕方には迎えに行くというのも役割の一つでした。体育館の人々と一緒になって住んでいるので、一番の必要を肌身で感じることができました。
6月に入って、体育館(窓が多い)に直に西日と朝日が差し込むようになりました。暑さ対策のため、すだれやよしずを内側にはり、防熱シートのようなものをすりガラスのところに取り付けました。6月半ばには、食事の炊き出しや、週に一度のお風呂を用意し続けてくれていた自衛隊が撤収することになり、涙の別れとなりました。それからは食事も冷たいご飯やパンに逆戻り、お風呂も無く、状態としては悪化しています。
約1ヶ月のボランティア生活を通して、大野さん自身、多くの主の御業を体験されました。「わめき散らしたいのをじっと我慢し、耐え続けている被災者の方々には、とても『頑張って』とは言えない。 かえって教えられたことが多い。」と語ってくれました。

<祈り>

  1. 自衛隊の撤収によって水の補給がなくなりました。
    蛇口をひねると塩水が出るという状況です。
    飲料用の良い水が豊富に補給されるように。
  2. 今後、暑くなるが、お風呂に入れないという状況が改善するように。
    衛生面で問題が起きないように。
  3. ライフラインの復旧が進むように。
    仮設住宅から徒歩でも行けるような距離に、商店など食糧を得る場が与えられるように。
  4. 気が立っているので、感情のぶつかり合うときもあるが、避難所が平和に保たれるように。
    未来に向かって夢や希望を持つことができるように。
  5. ボランティアの数が減っています。クリスチャンのボランティアが増えるように。

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