ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 234 被災地で働くボランティアのために
ゴールデン・ウィーク真っ只中となり、予想通り多くのボランティアが被災地に押し寄せています。「なにかしたい!」と願い続けていた方々の思いが被災地に集結しています。
多くのマンパワーが押し寄せることで、驚くほど瓦礫の撤去や家々の片付けが進むのではないかと期待しています。反面、人が集まるとさまざまなことが起こり、問題やいざこざなども起こります。また、被災地ではテレビで見るのとは全く違う、五感で物事を体験します。瓦礫の壮絶さを見て、下水や養殖していた海産物などが瓦礫の中で腐る匂いを嗅いで、人々の悲しみや痛みを耳で聞き、粉塵や作業の過酷さを肌で感じます。
長期で滞在するボランティアの中には、すでにPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状がみられる人も出ており、このような未曾有の大災害が起こった時には、ボランティア自身にもセラピストが必要と言われています。
さらに、被災地で手足となって働きたいという思いがあっても、環境や年齢、健康が許さない方も大勢います。 そうした皆さんの思いは、祈りとなって天に届き、主がその思いを今日も現地に運んでくださっていると確信しています。
イスラム原理主義を背景とする国際テロ組織「アルカイダ」のリーダーであり、3,000人以上が犠牲となった米同時多発テロの首謀者、ウサマ・ビン・ラディン容疑者が5月2日、米国の軍事作戦により死亡しました。アルカイダの残党勢力、報復を叫ぶタリバンや、彼を「聖戦士」だったと称賛するハマスなど、各地に点在するテロ組織の今後の報復活動が懸念されます。またイスラム原理主義者、特に貧困層、子どもや若者たちの間で、ビン・ラディンが「殉教者」として祭り上げられ、反米、反体制のシンボルとして神格化されています。彼の心酔者が、果てしないテロの連鎖を繰り返す懸念もあります。中東情勢が不安定な中、このようなテロ組織が反体制派と組んで、中東をさらなる政情不安に巻き込んでいく可能性も否定できません。
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