ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 223 瓦礫撤去の作業のために
震災直後、トンネルを通って橋を渡り、初めて南三陸町を訪れたときに見た光景を、今でも忘れることができません。突然左右に瓦礫の山が広がり、ありとあらゆるものが折り重なっていました。余りの壮絶さに「絶望」という言葉が頭をよぎりました。
しかしあれから1カ月以上が経過し、瓦礫の撤去が民間の協力により急ピッチで行われています。次第に見えてくる地面に、今度は「希望」が沸いてくることを感じます。
また、真新しい電柱が何本も立てられ、いよいよ南三陸町の電気が一部回復しました。
こちらの天気は小春日和の温かい日が訪れたと思うと、翌日は雨、そして暴風と、日々めまぐるしく変わっています。これまで瓦礫を撤去する人々にとって戦いだったのは寒さや雪、雨、粉塵、そして花粉でした。現在は突風に悩まされています。強い風でトタンなどの先のするどいものなど、瓦礫の一部が飛ばされて非常に危険です。瓦礫の撤去は本当に大きな仕事です。お一人おひとりに特別な守りがあるようにお祈りください。
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