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ハイメール通信No. 224 原発作業員の労働環境を覚えて


■ 原発作業員の労働環境を覚えて

福島県原子力発電所の作業員は事故発生当初、1日1~2回の食事と1-2時間いすに座ったままの睡眠しか取れない、トイレは流れないまま、という過酷な状況にありました。食事が1日3回とれるようになった現段階でも、レトルトのご飯と、缶詰ばかりです。今は4勤2休の体制ですが、勤務されている間はお風呂に入れず、防護服を着たまま、寒い体育館に断熱シートと薄い毛布を敷いて眠っています。
作業員の診察にあたった谷川医師によれば、「福島第1・第2の作業員の8割くらいが、被災者です。そういう状況にありながら、今まで復旧作業に従事してきて、2重・3重のストレスを感じています。だいたい皆さん、これまでに1~2回は倒れています。」必要は?と聞かれたところ、「まずは衛生環境ですね。防護服を着て、さらに全面マスクをはめて、そうすると汗もかくんですね。外は寒いくらいですけど、やっぱり中は暑い。お風呂に入れない、シャワーも浴びられない。今はそういう状態です。早急に簡易のお風呂が必要。」との事でした。
地震と津波による被災のショックも冷めやらぬまま、原発での作業に突入し、家族を失った悲しみに耐えながら仕事を続けている方々。常に被ばくの危険と隣り合わせという緊張の中、作業にあたっておられる方々。心身ともにストレスが極限状態に達しているということです。このままでは過労死などの二次被害がいつ起きてもおかしくない状況です。労働環境が改善されるように、心を合わせてお祈りください。


■ イスラエルの過越しの祭りを覚えて

イスラエルでは18日の夕方から過越しの祭りに入っています。今年は特にハマスがイスラエル人の誘拐や、テロを計画する危険性が高まっています。また、この期間をエルサレムで過ごそうと、多くのユダヤ人、クリスチャンが世界中から訪れています。
事故や誘拐、テロの標的にならないよう、お祈りください。

<祈り>

  1. 原発の作業員の方々に、お風呂と温かい栄養のある食事、ベッドなど少しでも心身を休められる支援が届くように。
  2. 放射能を浴びた防護服を着たままで寝ることにより、体内に放射性物質が蓄積されないように。
  3. 原発で働く方々の極度の緊張状態、劣悪な労働環境により過労死などの二次被害が起こらないように。
    心ない批判や、被災のショックから精神的にも守られるように。
  4. イスラエルがテロや誘拐から守られるように。
    過越しの祭りを通してユダヤ人の霊の目が開かれるように。

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