ツアー体験談

堀井 与志也ほりい よしやさん (グレイスハウス)

私の周りには、絶対にイスラエルに行きたいという方や実際に行ってきた方がいましたが、私自身には同じような強い思いはありませんでした。ツアーのお話がきた時も、こんな私が受けてしまってよいのかどうか非常に悩みました。他の方が行かれる方がよいのではないだろうかと。しかし、祈りの中で、神さまからのプレゼントなんだから受けてもよいのだという思いが与えられ、ツアーに参加させていただくことになりました。このツアーは私にとって、とても意味のあるものとなりました。

ツアーの前半は私たち人間の罪深さについて考えさせられました。ポーランドのアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れて感じたのは、ヒトラーに見たあの罪は私の中にもあるということでした。以前はただの歴史の一コマに過ぎなかったホロコーストでした。しかし、その根本の原因の罪が私の中にあると思えるようになってから、あのホロコーストは、私に関係がある事件となりました。もし生まれた時代、場所が違っていたら、私はヒトラーと同じようにユダヤ人を迫害していたかもしれません。迫害していなかったにしても、助けられるはずのユダヤ人がいても、手を差し伸ばさずに見捨ててしまうかもしれません。日頃、主が愛するイスラエルのためにも、救われていない家族のためにでさえ、なかなか祈れない私自身を見るとそう思います。ポーランドでは罪について考えさせられました。

ツアー後半、イスラエルで感じたのは、やっぱり私は異邦人なんだということでした。イスラエルでは普段目にすることがない景色、普段聞くことがない言葉がありました。普段、日本語で賛美し祈っていますが、私が信じている主イエスさまは、この遠いイスラエルにいらっしゃって、このような文化を過ごされたのだと思うと、少し寂しいような気がしました。そして、以前から「イスラエルは外国」というイメージが何となくあったのですが、むしろ外国は日本で私の方が外国人なんだと思い、さらに寂しくなりました。しかし、すぐに感謝な思いが湧いてきました。異邦人である私も神さまの救いに招かれたのだ。これは大きな大きな神さまのプレゼントなのだと。外国語であるはずの日本語で神さまを賛美し聖書が読めるのは感謝なことだと。今まで自分自身が異邦人であることをあまり意識せず、感謝が足りないことに気が付くことができました。もう一つ気付いたのは、イスラエルの救いのためにも祈っていきたいという思いが以前よりも強くなっていることでした。主が愛されるこのイスラエルの人々が、神さまの家族に回復されてほしいと思います。私たちが神の家族に入れられる時、天で大きな喜びがあります。異邦人である私たちが救われた時でもそうなのであれば、イスラエルの人々が帰ってきた時、神さまはどんなにか喜ばれるでしょうか。いつも絶えない主の恵みに感謝し、主の領域が広がりますように。

一緒にツアーに参加された方との交わりも感謝なことの一つでした。さまざまな方面で活躍されている同年代の方たちとお会いできてとても励まされました。一緒に話したりご飯を食べるのも楽しかったのですが、共に一致して主を賛美した時は大きな喜びがありました。エネルギーにあふれる交わりに触れ、神さまは生きて働いておられるのだなぁと思いました。イスラエルで体験したこと、素晴らしい仲間たちとの出会いをこれからの歩みに生かしていけるようにしていきたいと思います。主の力を受け、共に助け合い、主のために歩んでゆく者となりたいと思います。

今回のツアーのため長い時間をかけて準備してくださったBFPのスタッフの方々、大きな愛のサポートしてくださった足長おじさん、一緒に素晴らしい時間を過ごしてくれたZION2016参加者の皆様に感謝いたします。いつも大きな恵みをくださる神さまに栄光がありますように。

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