ツアー体験談

佐藤 将司先生 (福島第一聖書バプテスト教会)

今回、イスラエルを訪れたのは2回目でした。前回は2011年1月末のこと。たくさんの恵みを受けて帰国し、その余韻に浸っていたいと思っていた矢先、2011年3月11日の東日本大震災に遭いました。私たちの教会は福島第一原子力発電所から約5kmの所に位置しており、その爆発に伴い流浪の旅に出ることを余儀なくされました。あの日を境に始まったバタバタした日々の中で、私はイスラエルの余韻に浸るどころか、その記憶までも吹き飛んでしまったかのような、そんな感覚を覚えていました。

そんな私を、神さまは3年後に再びイスラエルに招いてくださいました。神さまは「前回のイスラエル旅行を思い出しなさいよ」と招いてくださったのでしょうか。私は前回訪れた場所を思い出し、さらにはその時その場所で感じたことや決心したことをも思い出すことができました。そしてまた、3年間の流浪生活に疲れを覚え、自分自身の召しをも見失いかけていたような私に、「あなたの召しを思い出しなさいよ」とも、このタイミングで神さまは私を招いて、語り掛けてくださったように感じました。

神さまは今も生きて働かれているお方であること。神さまの愛と選びは決して変わることはないのだということ。何ものも神さまの愛から引き離すことはできないのだということ。今回イスラエルを訪れて、さまざまな場所でさまざまな時に見せていただいたイスラエルに刻まれ、その歴史にも現されている神さまの御業が、私自身の上にも、これまでも、今も、現されているのだと思わされました。私を愛し、私を召してくださった神さまのその御思いに、私はこれからどのように応答していけるのか、今一度心を探られた思いでした。

バタバタしていた日々から、携帯電話も時計も手放し、静かに過ごした荒野での体験は、かけがえのないものでした。“荒野”ということばを聖書で何度も目にし、漠然としたイメージはありましたが、実際に荒野に行ってみて、そして真っ暗な中で過ごしてみて、荒野は本当に荒野なのだと思わされました。何もなく、そして恐れすら感じる中で祈る時、そこで神さまと自分の間に入り込むものは何もありませんでした。イエスさまが日々の雑踏の中で荒野に退かれて祈られたという時、やっぱり神さまと近かったのだろうと思いました。そしてその近さを大切にしながら歩まれたのだろうと思いました。私も、さまざまな物事が神さまと自分との間に入り込もうとしてくる時、荒野にいるかのようにして、自分の無力さを認め、ただ神さまを真っ直ぐに見上げ続けたいです。そしてそこから力を頂いて、決して変わることのない神さまの愛と召しに応えて歩んでいきたいです。

今回このタイミングでイスラエルに招いてくださった神さまに感謝します!旅を企画しそれに携わってくださった方々に感謝します!一緒に旅をすることができたメンバーにも感謝します!ありがとうございました!!

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