ツアー体験談

近藤愛哉先生 (盛岡聖書バプテスト教会)

“Home”への思い

その「強い思い」は私を圧倒する。いやそれは「強い思い」というような単純な言葉だけでは到底表すことなど出来ないものなのだろう。ユダヤ人が“Home”「故郷ふるさと」イスラエルに対して抱く思いとは。あのバビロン捕囚以降、或いは紀元70年のローマ軍によるエルサレム占領以降、国を失い離散と移住を余儀なくされ、辿り着いた先の地で気が遠くなるほどの歳月を経、代替わりを繰り返しながらもその遺伝子に組み込まれ、親から子へと引き継がれ続けた“Home”「故郷ふるさと」への思い…。この思いは人々に家族・子孫の歴史を書き変える程の行動を促す。(場合によっては約二千六百年ぶりに!)世界中から家族と共にイスラエルへの帰還を果たした人々の姿を見、その存在に触れる時、幾世代にも渡る悲願が実現した喜びと感動が迫って来る。そして彼らの傍らにあってその帰還を助け支える人々の存在と、かつて語られた約束を反故にされることなくご自分の民を集められる主の御業を知る時に迫り来るものがあるのだ。

10/26(金)、夜明け前の遊泳を楽しんだガリラヤ湖畔のホテルを出発した私たちはBFPが6年前より支援を始めた小学校と孤児院にまず向かった。家庭の貧しさゆえに教育の機会を奪われようとしている子供たちと、親を亡くし“Home”「家族」を知らぬまま育とうとしている子供たちとを支えるために寄り添う大人たちがそこにいた。そしてそのような大人たちの愛に囲まれて、安心して「子供」として笑い、ふざけ、学び、生きることを喜びとしている子供たちがそこにいた。

続けて訪れたBFPのカーミエル・フードバンクで、自分の人生をささげてその働きに従事するスタッフやボランティアの方々にお会いした時、私はここに来るべくして来たことを知った。食糧支援や大工仕事を通じて人々に愛を持って仕え続けることに徹するその働きと、昨年の3.11の大震災以降に私も携わることを許されている被災各地でなされ続けて来た働きとが、規模は異なるものの、その理念においてはピタリと重なることに気付かされたのだ。30年以上に渡ってイスラエルの地で続けられて来た働きに触れることを通し、被災地のみならず日本においても求められ続けて行くであろう働きに対して大きな励ましを受けたひと時だった。

なおこの日、小学校とフードバンクでは、旅中に急きょ結成した男性参加者による合唱隊で二晩の練習を経て、唱歌「ふるさと」(アカペラコーラス・ギターソロ・独唱・ラップ含みバージョン)を歌う機会が与えられた。震災により今もなお日本において“Home”「家/故郷ふるさと」を失い避難生活を続ける33万人の人々の心情、今もなお世界中から“Home”「約束の地」への帰還を夢見るユダヤ人の悲願、“Home”「天の故郷」を見据えながら地上の旅を続ける私たち信仰者に与えられた希望とを重ね、ハーモニーを奏でたのだった。 

「夢は今も巡りて、忘れ難しふるさと。志を果たして、いつの日にか帰らん・・・」

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