プロジェクトレポート

あらゆる面からの支援

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

収束が見えない新型コロナウイルス感染症が再びイスラエルで猛威を振るう中、支援を求める声も高まっています。
BFPはあらゆる面から支援を継続していきます。

空襲警報が鳴り、シェルターに逃げ込む子どもたち
©Defense Forces/flickr.com

何もかもがいっぺんに破綻(はたん)してしまったと思える時が人生にはあります。まさに今のイスラエルがそのような状況かもしれません。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の発生から1年半以上が過ぎ、多くの支援要請が全国から寄せられています。多くの町や施設、各家庭の財政は危機的状況です。神は窮する人々を助けたいと心から願っておられると信じます。BFP(ブリッジス・フォー・ピース)はその神の手足となって、愛をもって人々を励まし、具体的なニーズに応え続けていきます。これからご紹介するのは、寄せられている幾つかのニーズです。

防空シェルター

今年発生したガザとの衝突では、ガザ地区から4千発以上のロケット弾がイスラエルに向けて放たれました。これを受け、2つの町から防空シェルター建設の支援要請が届きました。他の自治体の中にも、財政難から防空シェルターを整備できず、支援を必要としている地域が数多くあります。イスラエルの各家庭を守るため、BFPの「危機基金」へのご支援をご検討いただけたら幸いです。

ブネイ・メナシェ

感染が急拡大したインド。そのインドにはブネイ・メナシェ(12部族の1つであるマナセ族の子孫)のコミュニティーがあり、多くの人が仕事を失い、飢餓という新たな危機にさらされている状況です。

彼らはイスラエルへの帰還を長年切望し続けてきました。次に帰還を予定しているグループがイスラエルに到着するのは10月。それまでの間、彼らは食料を必要としています。BFPは、ラビのマイケル・フロイント師が代表を務める帰還支援団体「シャベイ・イスラエル」(イスラエルへの帰還)と協力し、帰還を待つ各ご家庭にお米45kgを支援しました。

イスラエルに帰還したブネイ・メナシェ ©ShaveiIsrael

また、シャベイ・イスラエルと共に彼らを祖国に連れ帰る支援も継続しています。受け入れ可能な帰還人数は1回につき250人まで。まだ多くのご家庭がインドに残っているため、当面の間食料支援を続けていきます。彼らへのご支援は「帰還者支援」で受け付けています。

ロシュ・ハシャナー(ユダヤ新年)

9月、イスラエルは秋の例祭シーズンを迎えました。この時期は、例祭用の特別な食事の準備をします。そこで私たちは、この時期に合わせた特別な支援を長年にわたり行ってきました。ホロコースト生存者、困窮家庭の子どもたちや寡婦、新移民など、生活に困っている何千人ものイスラエル人のために、例祭用の特別な食料パッケージを準備します。これは、毎月2万2千人以上にお届けする通常の食料支援とは別です。彼らが例祭の食事に事欠くことがないように、BFPでは「食料支援」を通して支援を継続していきます。

夏の猛暑対策

今年も猛暑が続いています。ある時、ベイト・シェーンという町から支援要請を受けました。ブネイ・メナシェを始めとする貧しい移民に扇風機を差し上げたいという要請です。素晴らしい古代遺跡があるこの町は、イスラエルの中でも最も暑い町の1つ。うれしいことに、この原稿を執筆しているさなかに200台の扇風機が届きました。彼らが灼熱の夏を乗り切れるように、「帰還者支援」へのご支援をご検討ください。

家電製品

洗濯機と冷蔵庫が同時に壊れてしまった――そんな事態になったら間違いなく家計は圧迫されるでしょう。しかも、家族のために十分な食料を買う余裕がない状態なら、途方に暮れてしまいます。オル・イェフダに住む幾つかの貧しいご家庭は、まさにそのような状態に置かれていました。彼らから相談を受けた市長はBFPに連絡を下さり、私たちは全ご家庭に家電製品をお贈りすることができました。こうした切実なニーズに応えるため、「危機基金」へのご支援をお待ちしています。

要望に応え続ける

定期的に支援を受けている方々はBFPの支援にどれほど感謝しているかを伝えてくださいます。同時に、新たな支援を待ち望む声も寄せられています。最近では「タウンサポート」に新たに4つの町が加わりました。彼らが抱える特別なニーズやリクエストも届いています。これらのニーズを満たすため「タウンサポート」へのご支援をご検討いただけたら幸いです。

いずれの場合も、いったん支援の要請を受けたなら、私たちはその切実なニーズに応えていきたいと願っています。BFPがイスラエルに置かれているのは、彼らの必要を満たし神の愛を示すためです。こうした支援活動を継続できるのは、ひとえに皆様の寛大なご支援のおかげです。

毎日、支援を求める電話が鳴りやみません。神の備えがあれば、私たちはダンからベエル・シェバ(北の果てから南の果て)までイスラエルを実際に祝福することができるでしょう。皆様から寄せられる各プロジェクトへのご支援は、神の国そしてイスラエルに対する神のご計画への投資です。ご希望のプロジェクトをご選択いただき、ご支援をお願いできれば幸いです。皆様のご健康と経済が神にあって祝福されますよう私たちは日々お祈りしています。

おおらかな人は豊かにされ、他人を潤す人は自分も潤される」(箴11:25

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