ホーム知る・学ぶティーチングレターバックナンバー > イスラエルに関する予言を解き明かす12の鍵 Part-1

ティーチングレター

イスラエルに関する予言を解き明かす12の鍵 Part-1

BFP編集部 2003年6月

『わたしは、わたしの民イスラエルの捕われ人を帰らせる。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる。わたしは彼らを彼らの地に植える。彼らは、わたしが彼らに与えたその土地から、もう、引き抜かれることはない。』とあなたの神、主は、仰せられる。(アモス9:14-15)

神は、イスラエルとユダヤ民族を、世界に救いをもたらす「地上の器」としてお選びになりました。イスラエルの地を、神はご自身のものと呼んでおられます。ユダヤ民族にはAプラン、異邦人教会にはBプランというような、二つの計画をもたれたわけではありません。神にはAプランがあるのみです。教会は、今なおイスラエルに結び付いて前進している、「あがないの過程」に導き入れられました。

しかし悲しいかな、この世と霊的な諸勢力は、もろもろの時代を通して神のご計画に対抗してきました。

約2千年前、敵は、神がイスラエルと結んでおられる契約関係を消滅させようと企てました。紀元70年に起きたユダヤ―ローマ間の戦争で、ローマ人は神の神殿を破壊しました。彼らはユダヤ民族の大半をイスラエルの地から追放し、イスラエルの名前を、かつての敵国であった「ペリシテ」の意味をもつ「パレスチナ」に変えました。さらに、年に一度「アブの月の9日」(エルサレム神殿崩壊記念日)を除いて、エルサレムに入ることを禁じました。そして、エルサレムをローマの都市として再建し、その名をアエリア・カピトリーナと変えたのです。

ユダヤ民族がよみがえり、約束の地に住み、その地が再びイスラエルと呼ばれるようになるとは、誰が想像できたでしょうか。

しかし、神はご自身の民と、彼らに対して立てられたご計画を決してお忘れになりませんでした。預言者たちは、民の捕囚と、土地の不毛化と荒廃について語りました。一方、あわれみ深い神は、再び御民イスラエルを、地の四隅から連れ戻される日についても語られました(イザヤ11:11-12)。その地は以前のように人が住み、実り豊かな肥沃な地となり、完全に霊的刷新を見ることになります。(エゼキエル36章

この預言の実現は、わずか百年前に始まり、この時代にもフルスピードで続いています。神はこの地と民を、やがて来られるメシアのために備えておられます。聖書は預言で満ちていて、それらは現在、私たちの目の前で実現し続けています。

今回、「12の鍵」の学びを通して、イスラエルの地と、ユダヤ民族にかかわる預言のいくつかを検討したいと思います。今日起こっている事件を、聖書の文脈に当てはめることで、神がみことばを成就し、約束を忠実に守られるお方であることが分かるでしょう。そして、多くのことが明らかになることでしょう。これは教会にとって興奮すべきことです。というのは、もし神がイスラエルへの約束に忠実であられるなら、教会に対する約束にも忠実であることが分かるからです。

第1の鍵

イスラエルの地に関する、ユダヤ民族への契約。それは神が彼らに与えたものであり、永久に破られることはない

詩篇89篇30-37節にこうあります。「もし、その子孫がわたしのおしえを捨て、わたしの定めのうちを歩かないならば、また、もし彼らがわたしのおきてを破り、わたしの命令を守らないならば、わたしは杖をもって、彼らのそむきの罪を、むちをもって、彼らの咎を罰しよう。しかし、わたしは恵みを彼からもぎ取らず、わたしの真実を偽らない。わたしは、わたしの契約を破らない。くちびるから出たことを、わたしは変えない。わたしは、かつて、わが聖によって誓った。わたしは決してダビデに偽りを言わない。彼の子孫はとこしえまでも続き、彼の王座は、太陽のようにわたしの前にあろう。それは月のようにとこしえに、堅く立てられる。雲の中の証人は真実である。」

エレミヤ書31章35-36節には次のようにあります。「主はこう仰せられる。主は太陽を与えて昼間の光とし、月と星を定めて夜の光とし、海をかき立てて波を騒がせる方、その名は万軍の主。『もし、これらの定めがわたしの前から取り去られるなら、――主の御告げ。――イスラエルの子孫も、絶え、いつまでもわたしの前で、一つの民をなすことはできない。』」

今も大空には太陽が輝き、夜空には星も月も姿を現します。天の万象を見るたび、私は神のみことばが真実であることを確認しています。ですから、神がその民イスラエルとの契約を、お破りにならなかったことも信じます。悲しいことに、一部の神学者たちは、「紀元70年にヘロデの神殿が破壊され、紀元135年にエルサレムからユダヤ民族が追放されたとき、神はお互いの関係を終了させた。そして、聖書の祝福はすべて、教会に移されたのである。」と主張しています。この教えは、歴史を通して、クリスチャンの反ユダヤ主義と、教会によるユダヤ人迫害を燃え立たせました。

「異邦人を神へ導き、世界のすべての国民を祝福する」というアブラハム契約を成就するため、福音が世界を駆け巡っています(創世12:3)。神はご自身の契約の民、イスラエルに対する約束、あるいは預言を何一つ破ったり、侵したりすることはなさいませんでした。事実、ローマ書11章28節、「ユダヤ人は先祖たちのゆえに愛されている」と告げており、また、クリスチャンのあわれみをとおして、彼らがあわれみを受けることになると言っています。(31節)

ですから、もし神が契約を破られることがあり得ないことであるなら、その一部として、神の民とその土地を回復する計画も必ず存在します。事実、今日起きているこの回復が、まもなく来られるメシアの来臨のために、舞台装置の役割を果たしているのです。

第2の鍵

神は一日のうちに、イスラエル国家を再建される

イザヤは、メシアが来臨される前の、終わりの日のイスラエル国家再建について語りました。「だれが、このような事を聞き、だれが、これらの事を見たか。地は一日の陣痛で産み出されようか。国は一瞬にして生まれようか。ところがシオンは、陣痛を起こすと同時に子らを産んだのだ。」「エルサレムとともに喜べ。すべてこれを愛する者よ。これとともに楽しめ。すべてこれのために悲しむ者よ。これとともに喜び喜べ。」(イザヤ66:8、10)

エゼキエルは、「白骨の谷」の幻で、主がイスラエルを墓からよみがえらせ、おびただしい大軍として回復されるのを見ました。骨々が肉に回復するのを詳しく記述した後(エゼキエル37:1-10)、彼は言いました。「主は私に仰せられた。人の子よ。これらの骨はイスラエルの全家である。ああ、彼らは、『私たちの骨は干からび、望みは消えうせ、私たちは断ち切られる。』と言っている。それゆえ、預言して彼らに言え。神である主はこう仰せられる。わたしの民よ。見よ。わたしはあなたがたの墓を開き、あなたがたをその墓から引き上げて、イスラエルの地に連れて行く。わたしの民よ。わたしがあなたがたの墓を開き、あなたがたを墓から引き上げるとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。わたしがまた、わたしの霊をあなたがたのうちに入れると、あなたがたは生き返る。わたしは、あなたがたをあなたがたの地に住みつかせる。このとき、あなたがたは、主であるわたしがこれを語り、これを成し遂げたことを知ろう。」(37:11-14)

多くのラビたち、またクリスチャンの聖書学者たちは、この預言が第二次世界大戦と、全世界のユダヤ人人口の3分の1が撲滅されたホロコースト後に成就したと言っています。彼らは一民族、また国家として、再び、古代の故郷を回復させました。誰がこんなことを想像できたでしょう。歴史的に、最もユダヤ民族が衰微したとき、奇跡が起きました。神は文字通り、彼らを墓から立ち上がらせ、もう一度国家とされたのです。1948年5月14日、イスラエル近代国家が一日にして誕生しました。興味深いことに、近代シオニズムの父、テオドール・ヘルツルが「パレスチナにおけるユダヤ国家は、50年後に再建されるだろう。」と予言した第一回世界シオニスト会議から、ちょうど50年後の出来事でした。

また、エゼキエルは、イスラエルがおびただしい大軍として立ち上がるのを見ました。国防雑誌『ジェーンズ・ウイークリー』は、イスラエルを世界で4番目に強い軍をもつ国として評価しました。世界中で最も小さな国家の一つであるイスラエルが、強力な軍備をもつ国家と評されたのです。神は御民を連れ戻し、彼らを強めておられます。

第3の鍵

契約の民ユダヤ人は、地の四隅からイスラエルに戻る

預言者イザヤは、ユダヤ人が再びこの地に戻ることについて書きました。イザヤ書11章12節で、彼はこう言っています。「主は、国々のために旗を揚げ、イスラエルの散らされた者を取り集め、ユダの追い散らされた者を地の四隅から集められる。」

今から百年前、荒廃したパレスチナに住む人々はわずかでした。1880年代になり、この地にユダヤ人が世界各国から帰還するようになりました。初めはイエメンから、次いでロシアのポグロム(ユダヤ人迫害)を逃れた人々がやって来ました。今日、イスラエルの人口は600万を超えており、そのうち約80%がユダヤ人です。彼らは、世界の百カ国以上からイスラエルに戻って来ています。情勢に応じて、年間6〜10万人の範囲で古代の故国へ流れ込み続けているのです。

1880年代に移住したイエメンのユダヤ人は、「今こそ故国に戻る時である。」と、神から直接語られたと宣言しました。彼らはラクダに荷を積み、アラビアの砂漠を越えて、徒歩でエルサレムへと渡りました。1950年代に来た人々は、イスラム諸国から国を追放されて帰還してきました。さらに、旧ソ連で起こったような経済崩壊も、ユダヤ人帰還を促進することとなりました。ユダヤ人こそ、経済破綻の元凶であると非難され、その身に危険が及ぶようになったからです。彼らはより良い生活と安全な将来を求めて、イスラエルに移住してきました。こうして国を追われた人々が安らぐことのできる、イスラエルの国があることを、私は神に感謝します。もし、1930年代にイスラエルが存在したなら、どれほどのユダヤ人がホロコーストの恐怖を免れたことでしょうか。

そうです。イスラエルは、新しい生活を始める場所として、世界中のユダヤ人のために開かれている故郷なのです。

第4の鍵

ユダヤ人は特に北方と南方から集められる。北方からの帰還は、モーセの出エジプトよりも大きい

イザヤは言いました。「恐れるな。わたしがあなたとともにいるからだ。わたしは東から、あなたの子孫を来させ、西から、あなたを集める。わたしは、北に向かって『引き渡せ。』と言い、南に向かって『引き止めるな。』と言う。わたしの子らを遠くから来させ、わたしの娘らを地の果てから来させよ。」(イザヤ43:5-6)

東ヨーロッパや旧ソ連のユダヤ人たちは、共産主義の政府によって、移住が妨げられていました。数十年間にわたり、ユダヤ人やクリスチャンがデモを行い、諸政府や社会活動家機関も、これら北の国々に「ユダヤの民を去らせよ」という請願を続けました。それでも鉄のカーテンは固く閉ざされ、何百万人もの熱望にもかかわらず、ほんの数百、数千人がイスラエルへの移住を許可されただけでした。

その後、まさしくイザヤが予告したとおり、ほとんど一夜のうちに鉄のカーテンが開かれました。旧ソ連の瓦解に伴い、最も多い時には、月に何万人もの人々が出国許可を得ました。

一方、南では、共産主義を掲げていたエチオピア政府が、「1990年にイスラエルに移住してよい」という許可をユダヤ人に与えました。彼らは自分の山村を離れ、一斉にアジスアベバ空港を目指しました。しかし、空港に到着すると、その場に拘留されました。民は山村へ帰ることを拒絶し、空港の周りに一年以上宿営しました。

そうこうするうちに政府が倒され、その日のうちにCIA(アメリカ中央情報局)から当時のアメリカ大統領ジョージ・ブッシュに連絡が入りました。ブッシュはイスラエルの首相イツハク・シャミルに連絡を取りました。そして、空輸機35機余りがイスラエルから送られ、1日でほぼ1万5千人のエチオピア系ユダヤ人が空輸されました。イスラエルに到着すると、彼らは皆、バスに乗ってエルサレムの西の壁(嘆きの壁)に向かいました。そこで自分たちを解放し、家に戻してくださった神に、手を上げて感謝を捧げたのです。

預言の中で神は、北に向かって「彼ら(ユダヤ人)をあきらめよ」、南に向かって「留め置くな」と言われました。しかし、みこころに反して、南は民を留め置きました。共産主義が倒された時、エチオピア政府はもうユダヤ人を留め置くことはできませんでした。預言者をとおして語られた神のみことばは、何と正確なのでしょうか。

その上、1989年以来、100万人を超える人々が帰還し、今なお毎年何万人もの移民が実現しています。

「それゆえ、見よ、その日が来る。その日にはもはや、『イスラエルの子らをエジプトの国から上らせた主は生きておられる。』とは言わないで、ただ『イスラエルの子らを北の国や、彼らの散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる。』と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる。見よ。わたしは多くの漁夫をやって、――主の御告げ。――彼らをすなどらせる。……」(エレミヤ16:14-16)。これは今起きている現実です。そして、時と資金さえ許されれば、さらに200万人の人々を動かすことができるのです。

三千五百年間にわたり、ユダヤ民族は過越の祭りをとおして「出エジプト」を祝い、記憶してきました。しかし将来、神が北から御民を全面的に脱出させる出来事は、あまりにも壮大で、出エジプトさえかすませるほどになるだろうと言われています。BFPは『救出作戦プロジェクト』をとおして、北の国から神の民を救い出す特権にあずかっています。

第5の鍵

民は不毛の地、イスラエルを回復する。人が住み、再建され、実り多く、歴史上のいかなる時よりも繁栄する

18世紀末、諸国からユダヤ人が帰還し始めたとき、この地は不毛で、住む人もまばらでした。

1860年代に作家のマーク・トウェインは、当時パレスチナと呼ばれ、オスマン=トルコ帝国の領土であったこの地を旅してこう記述しました。「あたり一面どこもかしこも荒涼として、1フィートの影もなかった。」彼はこの地を「ごつごつとした、木のない裸の地」と呼びました。ガリラヤについては、「露もなければ花もなく、鳥も木も存在しない。一つの平地と木陰さえない湖があり、その先にははげ山がいくつかある。」そして「丘ははげ、どんよりとした色は絵にもならない。希望がなく、沈んだ失意の地である。」と総評しました。

ユダヤ民族が追放された時から、この地は荒廃し始めました。その後を継いだ者たちは、土地に心を配ることをせず、この地は不毛となりました。神はこの地を、イスラエルの民のために選ばれました。民と地の両者がそろわなければ、どちらも最高の繁栄を見ることがないのです。

しかし、エゼキエルは、やがて変化がやって来ることを述べています。「だが、おまえたち、イスラエルの山々よ。おまえたちは枝を出し、わたしの民イスラエルのために実を結ぶ。彼らが帰って来るのが近いからだ。わたしはおまえたちのところに行き、おまえたちのところに向かう。おまえたちは耕され、種が蒔かれる。わたしは、おまえたちの上に人をふやし、イスラエルの全家に人をふやす。町々には人が住みつき、廃墟は建て直される。わたしは、おまえたちの上に人と獣をふやす。彼らはふえ、多くの子を生む。わたしはおまえたちのところに、昔のように人を住まわせる。いや、以前よりも栄えさせる。このとき、おまえたちは、わたしが主であることを知ろう。わたしは、わたしの民イスラエル人に、おまえたちの上を歩かせる。彼らはおまえを所有し、おまえは彼らの相続地となる。おまえはもう二度と彼らに子を失わせてはならない。」(エゼキエル36:8-12)

ユダヤ人は世界百カ国を超える国々から帰還しています。これは奇跡です。しかし、彼らが帰還したのは、マーク・トウェインが述べた通り、恐ろしいまでに不毛の地でした。にもかかわらず、エゼキエルは「実が実り、その地の動物、民を増す。」と言っています。イスラエルの回復の口火を切るのは、神の民の帰還でした。

イザヤは言っています。「荒野と砂漠は楽しみ、荒地は喜び、サフランのように花を咲かせる。」(イザヤ35:1)

初期の帰還以来、荒地が回復しています。二千五百万本以上の木が植えられ、さらに何百万本もの木が実生しています。石畑が沃地となり、マラリアで満ちていた沼地は乾燥し、植樹され、古代の町々が立て直されています。荒れ果てた都市が、昔の通り再建されているのです

ヨルダン渓谷やネゲブの荒地では、農民たちが一日五百万本もの花を生産し、輸出しています。1998年には、十五億本の花を輸出しました。アムステルダムの花市場で売られている花の多くが、イスラエルから輸出されたものです。花に限らず、果物や野菜が荒地で育っています。メロン、キュウリ、トマトといった野菜が、地下塩水で育てられ、一年中イスラエルや他国の食卓を賑わせています。リンゴやナシの特別品種が、暑く乾燥した気候で育つように改良されました。今では、これらの改良種が、世界各国で生育しています。イスラエルでは同じ畑で、リンゴとオレンジが育ちます。寒冷地のイチゴと並んで、熱帯のバナナやパイナップルも産出しています。自国の食料のみならず、何万トンもの果物や野菜が輸出されています。

淡水や塩水の池では、世界でも類を見ないほどさまざまな種類の魚が養殖されています。荒地は再び実り豊かな花咲く地になりました。まさに預言者が予告した通りです。

この地の回復と開拓は、植物を増加させ、気候をも変えました。肥沃なナイルデルタを誇る大国エジプトの、2倍(3千種)の植物が育っています。460種類もの鳥や、アフリカ産の猿、シベリアオオカミのような遠国の動物も見ることができます。イスラエルは、長い間姿を消していた、聖書に書かれている動物を、再現するプログラムも企画しています。

この国は今や、人口600万を超える食料輸出国になりました。教育、健康、高い水準の福祉、ハイテク、高度な農業の発展を誇っています。これが皆、日本の四国よりもやや大きい程度の国で達成されているのです。

この地の回復と開拓は、植物を増加させ、気候をも変えました。肥沃なナイルデルタを誇る大国エジプトの、2倍(3千種)の植物が育っています。460種類もの鳥や、アフリカ産の猿、シベリアオオカミのような遠国の動物も見ることができます。イスラエルは、長い間姿を消していた、聖書に書かれている動物を、再現するプログラムも企画しています。

この国は今や、人口600万を超える食料輸出国になりました。教育、健康、高い水準の福祉、ハイテク、高度な農業の発展を誇っています。これが皆、日本の四国よりもやや大きい程度の国で達成されているのです。

これは私たちにとって、何を意味するか

新約聖書では、著者が預言を引照して「旧約の預言がいかに成就したか」について言及しています。そこでは「聖書によれば」といった表現が多く用いられています。イエスが故郷ナザレの会堂でイザヤの預言を読んだ時、「今日この聖句があなたがたの耳に成就した」と言って結ばれました(ルカ4:21)。「これが預言の成就です」という宣言は強力です。私たちは神がみことばを成就しておられるのを見ることができます。そして、それは人の心に信仰をもたらします。

今回、聖書の預言箇所が、どれほど多く、私たちの歴史の中に成就してきたかを学びました。これを通して、今日も神が働いておられるのを見ることは、私たちの信仰生活への励ましとなります。

哲学や宗教の領域から一歩を踏み出し、今日も生きて働いておられる神とのダイナミックな歩みへと、私たちの信仰を移しましょう。神は御民イスラエルのために奇跡を成就しておられるだけではなく、教会の上にも働いておられます。両者が、メシア来臨までの時間が短いことを悟る必要があります。聖書における「神のあがないのメッセージ」を、大きな霊的必要を覚えている傷ついた世界にもたらすため、時を生かして働かねばなりません。

来月のティーチング・レターでは、さらにイスラエルに関する預言的聖句を探求するべく、「第6から第12の鍵」をお届けします。

エルサレムからシャローム

記事の先頭に戻る

ページトップへ戻る

特定非営利活動法人
B.F.P.Japan (ブリッジス・フォー・ピース)

Tel 03-5969-9656(平日10時~17時)
Fax 03-5969-9657

B.F.P. Global
イスラエル
アメリカ合衆国
カナダ
イギリス&ヨーロッパ
南アフリカ共和国
日本
韓国
ニュージーランド
オーストラリア

Copyright 1996- © Bridges For Peace Japan. All Rights Reserved.