TEXT:ジム・ソルバーグ [BFP米国ディレクター]

今月は、イスラエルに関わる他の国々に関する聖書預言を見ていきたいと思います。これは私個人の見解であり、皆様の学びの一助になればと願いますが、決してこの考えが絶対ではありません。ぜひその点に注意してお読みください。
概要
イスラエルを囲んでいる国々を今から見ていきますが、最初に二つだけ言わせてください。第一に、聖書に記載されている国々について、全ての預言を探求しようとするなら、一つのティーチングレターで扱う容量を優に超えてしまいます。ですから、皆様がご自身で学ばれる前提で、このティーチングレターを用いてくだされば幸いです。
第二に、素晴らしく有能な聖書を信じる学者らが皆、私が分ち合う内容に、同意しているわけではありません。実際、近代国家を聖書預言の国々に当てはめることに同意すらしていない学者の方もいるからです。聖書にはさまざまな理解がありますが、私の願いと祈りは、どのような論争でも、どの特定の詳細に関してでも敵意を持つのではなく、敬意と祈りを持って、みことばの研究をしていただきたいということです。
では、聖書に登場する国々の表(図1)を見てみましょう。

この表を用いて近代国家の聖書時代の名称を確認していきます。これらの国々に対して、聖書は三つの異なる将来があると示しています。具体的に次の国々を見ていきましょう。レバノン、サウジアラビア、エジプト、ロシア、ウクライナ、トルコ、イラン、リビア、シリア、イラク、ヨルダンなどです。
読みながら、鉛筆を持って、次のように数字を入れるようお勧めします。また、ぜひ聖書を開いてみことばを確認しながらこれらの国々を確認していってください。
1.いずれイスラエルと和平を保つだろうと聖書が言っている国
2A.将来イスラエルとの交戦が預言されている国、その後崩壊
2B.将来イスラエルとの交戦が預言されている国、その後平和
3.神により破壊されることが聖書に記されているが、イスラエルとの交戦については示されていない国
レバノン
わたしは彼らを国々の民の間にまき散らすが…(ゼカリヤ10:9-10)
シリア
ダマスコに対する宣告。見よ。ダマスコは取り去られて町でなくなり、廃墟となる。… (イザヤ17:1-3)主はこう仰せられる。「ダマスコの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。…(アモス1:3-5)。
イラク
剣が、カルデヤ人にも、―主の御告げ―バビロンの住民、その首長たち、知恵ある者たちにも下る。…(エレミヤ50:35、39)。
彼は力強い声で叫んで言った。…それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。なぜなら、彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神は彼女の不正を覚えておられるからです。(黙示録18:2-5)。
しかし、イラク北部(古代アッシリヤの一部)では、異なる将来が描かれています。
その日、イスラエルはエジプトとアッシリヤと並んで、第三のものとなり、大地の真ん中で祝福を受ける。 万軍の主は祝福して言われる。「わたしの民エジプト、わたしの手でつくったアッシリヤ、わたしのものである民イスラエルに祝福があるように。」(イザヤ19:24、25)
ヨルダン
●アモン
…その日、わたしは、アモン人のラバに戦いの雄たけびを聞かせる。…(エレミヤ49:2、6)
●モアブ
ああ。モアブ。…しかし終わりの日に、わたしはモアブの繁栄を元どおりにする。…(エレミヤ48:46-47)
●エドム
ヤコブの家は火となり、ヨセフの家は炎となり、エサウの家は刈り株となる。…(オバデヤ1:18)。
その日、わたしはダビデの倒れている仮庵を起こし…これは彼らが、エドムの残りの者と、わたしの名がつけられたすべての国々を手に入れるためだ。…(アモス9:11-12)。
サウジアラビアとアラビア半島の国々

アラビヤに対する宣告。デマン人の隊商よ。アラビヤの林に宿れ。…(イザヤ21:13-17)
エジプト
ユダの地はエジプトにとっては恐れとなる。… (イザヤ19:17-25)
ロシア、ウクライナ、 トルコ、イラン、リビアなど
メシェクとトバルの大首長であるマゴグの地のゴグに顔を向け、彼に預言して、言え。… (エゼキエル38:1-6)
人の子よ。ゴグに向かって預言して言え。…(エゼキエル書39:1-6)

これらの国々については、聖書学者たちによって研究され、深く追究されてきました。以下に書き記すのは私の研究であり、これを回答とするつもりはありません。
1.いずれイスラエルと和平を保つだろうと聖書が言っている国
レバノン、エジプト(対立後)、北イラクの一部(古アッシリヤ)
2A.将来イスラエルと交戦が預言されている国、その後崩壊
ロシア、ヨルダンの一部(エドム)、トルコ(メシェクとトバル)、イラン(ペルシャ)、エチオピア、リビア、ウクライナ/ドイツ(ゴメル)、クルディスタン、トルキスタン、アルメニア(トガルマ)
2B.将来イスラエルとの交戦が聖書に預言されている国、その後平和
ヨルダンの一部(アモンとモアブ)、エジプト
3.神により破壊されることが聖書に記されている国
シリア(ダマスコ)、イラク(バビロン)、サウジアラビア、バーレーン、カタール、イラクとヨルダンの一部など(アラビヤ)
皆様のリストと分類表は私のものとは異なっているかもしれませんし、同じ部分もあるかもしれません。いずれにしても、日々のニュースの見出しを片手に、聖書と照らし合わせて思案するツールにしていただければ幸いです。イスラエルを取り巻く国々は、今までにないほどにざわめいています。今何かが起きても不思議ではありません。「アラブの春」は、国々をイスラム化しただけで、本来の目的からは大きく掛け離れてしまいました。
結論-3つの提案
1.研究し続けてください
このような事柄は、主がこの預言を成就されるまで、誰もが完全に理解することはできない、非常に深いものです。研究し続けるにはやりがいのある領域です。みことばは、「身を慎み、目を覚ましていなさい」と励ましています。私たちが今、生きるこの時代を正確に識別していきましょう。
2. 謙遜で、偏見なく
終末論に関しては、謙遜な思いが必要です。善意を持って深く研究している人々とこれらの預言に関する異なった見解があることも認めてください。それは、私が間違っていることを意味するかもしれませんし、あなたが間違っていることを意味するかもしれません。これらの問題について愛と平和のきずなが断たれることのないようにしましょう。
3.これらの国々のために祈ってください
これらのすべての国々のために祈ってください。イスラエルに対する愛のゆえに、他の国々のために祈ることを忘れないように注意してください。神はすべての人が滅びることなく永遠の命を得ることを望んでおられます。今は全く希望のない国々のように見えたとしても、また、将来イスラエルに敵対することが預言されている国々であったとしても、何とかして幾人かでも救われることを忘れずにお祈りください。神は全世界を愛され、すべての人が神と和解することを求めておられるからです。