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ヘブライ語で学ぶ詩篇

詩篇を学ぶために知っておくこと-1

旧約聖書の『詩篇』は、ユダヤ人によって収められた150篇の賛美、祈り、感謝、悔い改め、また神に対する信頼と愛情を表す詩によって構成されています。これらの美しい詩には、神に選ばれた民が、全知全能であられる創造主のもとでどのように成長し、学び、礼拝していたのかが巧みに描写されています。そして、詩篇の中に書かれている真理は、ただユダヤ人の信仰を強めただけではなく、時代を通じて世界中のクリスチャンに愛読され、人々の信仰と心を強めてきたのです。

詩篇が世界中で愛されている理由の一つは、その詩の言葉が神の言葉でありながら、限りなく人間の視点で表現されているという点にあるでしょう。
詩篇は、ヘブライ語で「テヒリィーム」と名付けられています。「テヒリィーム」とは、原語で「賛美の歌」という意味です。しかし、実際に詩篇を読んでみると、歌集というよりも、著者たちの信仰生活を綴った日記のようです。そこには神と共に歩む人が体験するさまざまな感情が、生々しく書かれています。喜びや感謝の心だけではなく、憤りや恐怖、後悔や失望した心によって執筆された詩篇も数多くあります。そして、さまざまな状況の中でどのようにして神に信頼し、畏れる心を持ち、主に希望を持つことができるのかが書かれています。

詩篇の特徴

詩篇を書いた著者の1/3は不明で、分かっている限り、最低7人の書き手がいます。そのうちの一人であるダビデ王は、73篇分の詩篇を書きました。
詩篇は、聖書の中で最も長い本ですが、詩篇119篇は176節の聖句があり、聖書の中で最も長い章となっています。一方で詩篇117篇はたった2節しかなく、聖書の中で最も短い章です。
また詩篇は、新約聖書の著者や登場人物によって400回以上も引用される旧約聖書の本です。新約聖書に含まれている全節数は一般的に7957節とされているので、新約聖書のおよそ5%が詩篇から来ていると言えるでしょう。

詩篇の構成について

詩篇は、聖書の編集者によって5つの小さな本に分割されています。そして、それぞれ「アーメン、アーメン」という表現によって、巻末が結ばれています(第一巻:第1篇から第41篇、第二巻:第42篇から第72篇、第三巻:第73篇から第89篇、第四巻:第90篇から第106篇、第五巻:第107篇から第150篇)。

また、ユダヤ教のラビたちの間では一般的に、それぞれの巻がモーセ五書の構成と対応していると考えられています

  • 第一巻=創世記
  • 第二巻=出エジプト記
  • 第三巻=レビ記
  • 第四巻=民数記
  • 第五巻=申命記

確かに、第一巻は、神を創造主として表す表現が多く、第二巻は、救い(贖い)に関連した詩篇が多く、第三巻は神の聖さについて多く書かれているように思えます。しかし、初めの編集者たちの間でこのような意図があったかどうかは、今となっては定かではありません。

詩篇を読んでみよう!

最初に述べたように、詩篇は150篇あります。毎日5章ずつ読む計画を立てると、30日間で最後まで読み通すことができます。章によって、すぐ読み終えてしまうものもあれば、じっくりと考えさせられるものもあると思います。以前、読んだ時には心に響かなかった詩篇の言葉が、今なぜか心を惹き付けるかもしれません。
詩篇の著者の感情と信仰の成長過程を読み通しながら、自分の信仰生活に照らし合わせてみてください。そして、著者の体験から学び、彼らの神に対する決断や行動に励まされることで、私たちも神の言葉によって変えられていくのだと期待しましょう。

さあ、皆さんもご一緒に、詩篇を通して神を主として歩むとはどのようなことなのかを学んでいきましょう。

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