ハイメール通信No.831 エルサレム在住 松田有師より 戦場にいる友人たちへ祈りを込めて
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ハイメール通信No.831 2023.12.27
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エルサレム在住 松田有師より
戦場にいる友人たちへ祈りを込めて
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2023年最後となるハイメールをお届けいたします。
先日、BFP本部スタッフのイルセ(BFP報道局長)から届いた1通のメールに心が温まりました。「ゆう! 私が今誰と一緒にいるか分かる? 今から送る写真を見て! ビックリするわよ!」
イルセはその日、イスラエル国防軍の少佐の案内で、ガザ地区に慰問に行っていました。この少佐は、今、予備役で軍役に就いていますが、普段はBFPがタウンサポートで支援しているスデロット市のフードバンクで、リーダーとして活躍しています。敬虔なユダヤ教徒で、ユダヤ人とクリスチャンの歴史を理解し、BFPの働きを信頼して、私たちの支援を心から喜んでくれている一人です。
イルセのチームがガザ訪問中、若い兵士が近付いてきて、質問してきたそうです。「こんな所で何をしているの?」「どこから来たの?」。そこで、イルセがBFPの話をすると、「もしかして、マツダユウを知ってる?!」と言ってきたそうです。イルセは、「知っているも何も、今一緒にボランティアしているわよ!」
彼の名前は、ダビデ(仮名)。何と僕の大学のクラスメートでした。一年前に出会い、ものすごく仲良くなりました。敬虔なユダヤ教徒で、安息日のシナゴーグでの祈りに招待してくれたり、食事に誘ってくれたり、お祭りの時には、いつもいろいろなユダヤ人の文化を教えてくれる人です。イルセが「ダビデったら、面白いんだから! ずっと有の話をしていたわ。いつも祈りを送ってくれて、トーラー(モーセ五書)や詩篇から、励ましのみことばを送ってくれること…。私たちクリスチャンの祈りが届いているようね!」と、うれしそうに写真といっしょに僕にメールを送ってくれたのです。
BFPと現地のユダヤ人の交流がこのような形でも広がっているのを見て、驚きと同時に心からの喜びを感じました。そして、皆様の日本からの愛と祈りがこのように現地に届いているのだと思いました。
さて、戦争で大学が休校となりBFPでボランティアをしてきましたが、12月31日から授業が再開されることになりました。しかし、今日お分かちしたように、友人や教授や講師陣の中には、今も戦場にいる人がいます。再開しても授業が実際どうなっていくのか、正直、不安な気持ちになります。また、戦闘で誰かが死亡したというニュースを見ると、自分の友達や知人ではないかといつも緊張しています。イスラエルの友人は、この戦争は今まで体験したことのない戦いだと話していました。イスラエルのすべての人たちが今、苦しんでいます。どうか、引き続きイスラエルのために、日本からお祈りをお願いいたします。
<みことば>
「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る」(イザヤ 41:10)
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