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ハイメール通信No.829 人質救出を巡る悲劇

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ハイメール通信No.829 2023.12.18
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人質救出を巡る悲劇
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日本でも報じられていますが、先週土曜日(16日)、イスラエル国防軍の兵士が人質3人をテロリストと誤認し発砲、死亡させてしまった事故がありました。亡くなった3人は20代のイスラエル人男性でした。悲劇が起きたのは、テロリストらとの戦闘で緊張が続いていたガザ地区北部でした。3人は監禁場所から自力で脱出して身を潜めていたか、監視役のテロリストが逃走して置き去りにされたか、いずれにしても、救出を建物の中で待っていました。戦闘員と間違われないよう服を脱ぎ(武器を所持していないことを明確にするため)、白い布地に食べ物の残りかすで「助けて」「人質3人」とヘブライ語で書いた旗を掲げていました。もう少しで救出されるはずだった3人、そして人質救出のために手掛かりを探しながら懸命に戦い続けてきた国防軍。どちらの嘆きも心の痛みも、察するに余りあります。

国防軍はこれまでの調査内容を分析して全部隊に通達し、注意喚起をしています。もちろん白旗を掲げて投降したガザの人に対し、これまでイスラエルは発砲していません。今回の事故の詳細はまだ調査中ですが、一つ言えるのは、国防軍の兵士らは2カ月以上も、想像を超える極限の重圧下で戦い続けているということです。
これまでにもお伝えしているように、ハマスは民間人を盾にして攻撃を仕掛けてきます。そして私服で行動しており民間人と見分けがつきません。兵士らは相手を一瞬で民間人かテロリストか識別しなければなりません。このところハマス側の投降が相次いでいますが、以前、投降と見せ掛けた自爆テロがありました。そのため、投降さえも最後の攻撃手段である可能性もあります。ハマスの非人道性は極みに達しており、ガザの子どもをおとりにして、油断したイスラエル兵を背後から撃ってくることもありました。病院では保育器の中からも武器が見つかりました。実に、人道的なものをすべて逆手に取って攻撃に利用してくる相手に対し、すべてを疑わなければならない状況です。そしてこの中で、ハマスが盾にしているガザの人々の犠牲を防ぐためにも、最大限の努力をしているのです。

非常な重圧の中で戦っているイスラエル国防軍の兵士や指揮官らのためにお祈りください。主が彼らを心身共に守り、支え、天来の判断と知恵を与えてくださり、正確に任務を成し遂げることができるように。また今回の事故を含め、これまでに亡くなった犠牲者や兵士たちの家族の慰めのために。負傷した兵士の回復のために。残されている人質たちの状況が全く分からない中、人質と彼らを待つ家族を覚えてお祈りください。

「私は山に向かって目を上げる。私の助けは どこから来るのか。私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。…主はあなたを 行くにも帰るにも 今よりとこしえまでも守られる」(詩篇121:1、8)
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