ハイメール通信

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ハイメール通信No.805　2023.11.6
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いのちの祈り〜暗闇との戦い〜
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ハマス幹部の多くはガザ地区にはおらず、カタールやトルコで裕福に暮らしていることは広く知られています。１０月7日、ハマスの幹部たちはカタールの５つ星ホテルにいました。そして、イスラエル奇襲攻撃の速報をテレビで見て、「成功」を祝い「感謝の祈り」を捧げていたのです。

一方、ガザ地区内の幹部たちは、巨大な地下施設に潜伏しています。ニュース番組のインタビューで、「なぜ、住民たちを全長500kmとされる地下トンネルに避難させないのか」と質問されると、ハマス幹部はこう答えました。「トンネルは戦闘員の命を守るためだ。ガザの人々の命は我々の責任ではない。彼らは難民なのだから、守るのはＵＮＲＷＡ(国連パレスチナ難民救済事業機関)の仕事だ。悪いのはイスラエルだ」

ハマスは、難民キャンプや病院、モスクや学校などの市民生活の場を軍事拠点にしています。戦争開始以来、ガザから発射されたロケット弾のうち800発はガザ地区に落ち、市民を殺傷しています。また、イスラエル軍は、チラシ（150万枚）、電話（２万件）、SNS（437万回）、放送（599万回）などあらゆる方法で、市民に南部退避を促しています。しかし、ハマスは道路をふさぎ、ロケット弾を落として邪魔をしています。イスラエル軍が北部のガザ市民に「なぜ、退避しないのか。安全のために退避してほしい」と電話すると、「退避しようとする人たちが銃で撃たれている」とガザ市民が答えたという記録もあります。実際に、３日（金）には、逃げようとしたガザ市民12人がハマスに撃たれて死亡したことが報告されました。

人道支援も悪用する事例が発覚しています。ガザに入る食料コンテナに地下トンネル用の機材が隠されていたため、ガザ越境を許されず、食料ごと引き返さざるを得ませんでした。また、けが人に紛れ、戦闘員が救急車でエジプトに侵入しようとした事例もあります。救急車の搬送者名簿をエジプト当局や関係機関が確認したところ、その３分の１がハマス戦闘員だったのです。エジプトがガザ市民の受け入れを拒否し、検問所の扉を固く閉ざしている理由は、このようにテロリストが紛れ込むのを恐れているからです。まさにハマスの専横にガザ市民は苦しめられています。

ガザの悲惨な映像に、心が揺らぐかもしれません。しかしこの事態を目撃している私たちは、イスラエルそしてガザのためにも真にとりなすことのできる祈り手として、重要な使命を頂いています。私たちの祈りは、命のための祈りです

あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。（エペソ6：18）
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