ハイメール通信

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ハイメール通信No.802　2023.11.1
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世界の無理解に悲しむイスラエル
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イスラエルは、1400人以上の国民を虐殺され、230人以上もの人々を拉致されました。その上、自ら望んだのではない戦いをしなければならない中、国際社会の非難の的になるというさらなる苦しみを通っています。エルサレム在住の松田有先生（ヘブライ大学学生）が、現地の様子を伝えてくださいました。

戦争が始まって3週間以上がたち、エルサレムは少しずつ気力を取り戻しつつあります。その一方、店は早く閉まり夕方には一気に静まり返って、以前のような活気はまだありません。一昨日もミサイル警報が鳴り、僕たちＢＦＰボランティアもシェルターに避難しました。

最近は会う人々に、クリスチャンがイスラエルを支援していることをひたすら伝えています。イスラエルを愛する機会が与えられていることを光栄に思いながら、BFPのTシャツを着てフードバンクに通っています。

ある日の帰り道、近所の知り合いのおばあちゃん（コーヘンさん）が僕を見て、「そのTシャツには何と書かれているの？」と聞いてきました。Tシャツにはヘブライ語で、「私たちはイスラエルを支持します」と書かれています。その言葉を読んだおばあちゃんは、急に頭を横に振り、こんなことを言い始めました。「ニュースを見ると、世界の国々がイスラエルを非難し攻撃している。世界はイスラエルを嫌っている！」。コーヘンさんは、少し取り乱してしまったようで、僕の言葉に全く耳を傾けることができなくなっていました。「あなたは日本から来たユダヤ人？」「なぜイスラエルを愛しているの？」。質問の連発で、僕が答えても聞いてくれません。コーヘンさんは毎日のように顔を合わせるご近所さんで、見かけるたびに大きなハグをし、「イスラエルを支持します！」と一言伝えるようにしています。彼女が聞いているのかいないのかは、よく分かりませんが、うんうんとうなずいてくれます。
イスラエルには、国々から見捨てられたと感じている人もいるようです。しかし、みことばに書かれているように、神さまは決してイスラエルを見捨てることはありません。ですから僕たち神さまを信じる者たちも、神さまの視点に立ち、神さまと同じ心でイスラエルを愛し続けたいと思います。
戦争の苦しみと世界の無理解という、二重の苦しみの中にあるイスラエルの人々を覚えてお祈りください。心の癒やしと慰め、そしてイスラエルの神の約束に堅く立ち続けることができるように。また、現地のボランティアたちが神さまの愛と励ましを伝える器としてさらに用いられ、引き続き守られるようにも、併せてお祈りください。

しかし、シオンは言った。「主は私を見捨てた。主は私を忘れた」と。
「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても、このわたしは、あなたを忘れない。
見よ、わたしは手のひらにあなたを刻んだ。あなたの城壁は、いつもわたしの前にある。」
（イザヤ49：14〜16）

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