ハイメール通信

■ 3.11いわて教会ネットワーク　佐々木真輝先生より

皆様のお祈りを感謝いたします。祈りの課題に挙げていた「人材」の面では、中長期の献身者の方々が、複数与えられています。また、「雇用」面では、船が提供され養殖を再開できた人がいたり、水産加工の工場などが再稼働しはじめるなど、明るい話題も少しずつ入ってきています。ありがとうございます。

しかし、まだ安定的な雇用や今後の住居の問題など、これからの復興に向けた方針が、行政の中でも固まっていない面が多く、見通しの立たない不安な状況が続いています。冬に向かって、寒さ対策も十分でないところがあります。仮設住宅とひとことで言っても、その仕様はさまざまです。暖房を入れると、結露がひどくて使えないという仮設住宅もあります。

また、支援教会間のネットワークや各支援活動の連携および調整もますます必要になってきています。3.11いわて教会ネットワークでは、宮古には拠点もでき、長期の人材も与えられていますが、岩手南部の山田、大槌、大船渡などにはまだ拠点がありません。ぜひ、拠点が備えられるようにお祈りください。

＜祈り＞

1. 雇用、住居など今後の復興計画が、行政の中で明確に方針が立てられ、被災者の方々が将来への希望を見出せるように。
2. 冬場の寒さから守られ、健康が支えられるように。
   それぞれの人に必要な暖房器具が与えられるように。
3. 「山田町」「大船渡」にそれぞれ、拠点となる住居、ボランティアの宿泊施設などが与えられるように。
   良い物件に出会えるように。
4. 支援活動の究極的な目標はいつも魂の救いです。
   人々の心が耕され、福音に耳を傾けられるほどに癒やされ、回復するように。
5. 必死で支援活動をしておられる教会、団体の連携が整い、一致のうちに前進していくことができるように。

「悩む人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから、
今、わたしは立ち上がる。
わたしは彼を、その求める救いに入れよう。」（詩篇12:5）