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ハイメール通信No. 217 震災から1ヶ月目を迎えて


■ 震災から1ヶ月目を迎えて

今日、東日本大震災から丸1ヶ月を迎えました。河北新報によれば、死者・行方不明者は2万7621人に上り、今なお、行方不明者の集計すらできていない市町村があります。行方不明者の総数が出せないのは、①津波にさらわれて沖合いに流された犠牲者が多い、②家族全員が被災し、届け出られていない、③避難所が分散して取りまとめに手間取っている、などの理由によります。今後、行方不明者の捜索状況次第では、死者が大幅に増える可能性もあるということです。改めて、今回の震災の被害の甚大さに、胸つぶれるような思いを感じています。このような中、人々の心に福音という希望、キリストの香りを放つために、多くの教会、クリスチャン諸団体が立ち上がり、被災地に入っておられます。それぞれの活動が豊かに祝され、用いられるようにお祈りください。


■ 加古川バプテスト教会ボランティアレポート

4月3日~9日の一週間、加古川バプテスト教会(兵庫県)の6名が宮城県でボランティア活動を行いました。現地では、物資の運搬や、仕分け、イスラエル医療チームのヘルプ、子供と遊ぶボランティア、足湯のサービスなど、行く先々のニーズに応じた形でキリストの愛を表しました。メンバーのレポートをお送りします。

・リーダー 梅谷 力29歳
行く前は、何をしたらいいのか、また何をするべきなのかというのが全くわからなかった。でも行った時に神様は僕の存在、そこに居るということを用いてくれた。被災地の人々と接する時には希望を持っていることを忘れないで接することができた。
悲惨なことも見るが、そこにいる人々の中に希望を見ることができた。神様が送ってくださるならもう一度遣わされたい。

・子供担当 船越信哉 33歳
生きのびた子ども達と目を合わせ言葉を交わす度に、命の尊さを肌で感じた。出会った子ども達、また一緒にいた父兄に喜んでもらうことができた。生かされている命を、人々の救いのために用いていただきたい。

・通訳担当 高井光世
加古川からの熱い祈りと応援を受けて宮城へ出発しました。「兵庫県から来ました」というと「そんな遠いところから」と来たことだけで喜んでくれました。「どういうグループなの?」「キリスト教の教会のクリスチャンで」「ああやっぱり。キリストさんの」たくさん話さなくてもキリストの香りを残すことができました。東北のすべての家に一軒ずつトラクトが配られていました。みことばが語られていました。この時に主に出会い、失うことのない真のいのちを得て欲しいです。人間にとって本当に必要なものはわずかだな、と、普段の生活が当たり前ではないことを感じました。

・小畑雅幸 26歳
被災地に着いたとき、瓦礫の山に言葉が出ませんでした。以前の町並みや生活がほとんどイメージできませんでした。避難所の方々はお互いに励まし合って生活されている印象でした。僕は心のケアの必要に仕えたいと思い、コミュニケーションを取っていきました。高齢の方の話しを伺いました。子供達とドッジボールや鬼ごっこをして楽しく遊びました。与えるつもりが避難所の方から多くのものを受けました。笑顔、助け合う姿、前向きな考え、励ましの言葉。漁師のおじいさんは「おれたちも頑張るから、あんたも頑張りな」と言ってくれました。

・石原寛之 23歳
宮城県南三陸町。一面に広がる瓦礫と穏やかな海。この海が姿を変え迫ってくる様子を想像するだけで、恐怖で目の前が真っ暗になりそうでした。震災から3週間過ぎた被災地では、少しずつ笑顔を見ることができました。物資を運んだり、話しを聞いたりすることで、接した一人ひとりに何かができたと思います。 しかしそれにも増して、被災地の方々からの「ありがとう」「お世話様です」の言葉に僕が励まされました。

・山本あきら 15歳
現地で見た被災地は、想像以上のもので、元の町の姿が考えられませんでした。衣類などを届けたとき、たくさんの方々が本当に喜んでくださいました。それをしたとき達成感のようなものを感じ、嬉しかったです。高校生活の一番初めに神様が僕を被災地に遣わすという思いがけないことをしてくださいました。

<祈り>

  1. 東日本大震災からちょうど1ヶ月が経ちました。
    悲惨な状況の中にも福音の種がまかれ、人々が救いに導かれるように。
  2. クリスチャンとして被災地で活動しているすべての方が、豊かに用いられ、キリストの香りを放つことができるように。
  3. 震度6~7クラスの余震が続いています。
    余震が止まり、これ以上の被害が出ないように。
  4. 福島県、原発の問題に主が介入してくださり、放射能汚染が拡大しないように。

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