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イスラエル、諸国の民の光 -中編-

TEXT:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

先月はイスラエルが世界の祝福として召されていることをみことばから学びました。今月と来月は、イスラエルが具体的にどのように祝福の基とされているのかを見ていきます。

現在のテルアビブ

祝福の始まり

1948年のイスラエル建国宣言以前、パレスチナと呼ばれたオスマントルコの地域は、何百年もの間荒廃し、取り残されていました。新生イスラエルは人口60万〜80万人で始まりました。ほんの68年後の現在、イスラエルは豊かな先進国であり、中東で唯一の民主国家となりました。50年足らずの間に第三世界から第一世界になった国は歴史上イスラエルだけです。イスラエル統計局によると現在人口は852万人に達し、そのうちの700万人近くがユダヤ人です。

幸福度の高い国

またイスラエルの出生率は先進国内では一位です。最近の統計によると出生率はユダヤ人の間で増加し、アラブ系イスラエル人の中では低下しています。さらにこのような統計を出している223カ国の中で、イスラエルの乳児死亡率はわずか2.6%で、アメリカ、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド、イギリス、日本、韓国よりも低く、乳児死亡率の低い上位8位以内に入っています。

国際的なメディアの描いているイメージに反して、イスラエル人の多くは安全だと感じています。2015年6月に経済協力開発機構(OECD)の発表した最新の国民幸福度ランキングによると、イスラエルは世界で5番目に幸福度が高い国でした。暴力やテロ、戦争の脅威、国際社会の不当な介入に常にさらされているにもかかわらず、神は本当にこの小さな国とそこに住む神の選びの民を祝福しておられるのです。

手で触れるものすべてが祝福される

過去20年間の間に、イスラエルは世界的ベンチャービジネス大国としての地歩を固めました。イスラエルの新興企業数と一人当たりの特許許可数は世界一です。

また、イスラエルは科学技術、通信、サイバー戦争の分野の研究開発の中心ともなっています。2015年には科学技術分野だけでも文字どおり爆発的な革新が起こり、数十億ドル相当がイスラエル経済に流入しました。

2016年1月1日のCapXレポートは次のように言っています。

「研究開発はすべての技術革新の土台であり、経済成長を促す鍵である。イスラエルの研究開発費は経済協力開発機構の発表によると国内総生産の4.21%を占め、世界一である。ワールド・エコノミック・フォーラムによると、これに対してアメリカは11位、イギリスは25位である。」

これらの分野の多くの人々がイスラエルの成功の秘訣を探し始めています。専門家の中にはイスラエル人が兵役義務の間に学ぶ技術を評価する人もいます。兵役に就く中、限られた人員や物資の中で、複雑な問題を素早く解決しなくてはならないからです。その中には、「実際に効果のあるものを開発しなくてはならない」という多大なプレッシャーがあります。「次の最善」では、命を落としかねないイスラエルの置かれている状況に要因を語る人もいます。また、イスラエルの大部分を占める移民の持つ順応性と回復能力により「国家的起業の本能」があるためだと言う人もいます。さらに、国防やセキュリティのために技術革新と高度な研究が必要です。こうした環境による要因だけでなく、ただ単にイスラエル人はフッパー(良い意味でも悪い意味でも使われる、大胆さや厚かましさを意味するヘブライ語)なので、成功を収めたと言う人もいます。

サイバーセキュリティ部門でも目覚しい発展を遂げているイスラエル

そして国際メディアの中にも、「イスラエル人の持つ人命への尊重が、創造性に富む精神と進歩を全人類に喜んで分かち合う原動力となっていること」を認め始めている人々がいます。これはイスラエルの持つ、ご自分の似姿に人を創造された神への信仰の土台によるものです。聖書を信じる人々は、これこそイスラエルを祝福するという神の約束の成就だと言うことでしょう。

あなたを憎む者たちに善を行いなさい

ネパールの緊急支援。イスラエルが野営病院と医師を派遣

イスラエルの創意工夫は、単に経済的なことだけではありません。ユダヤ人の間には「ティクン・オーラム」という考え方があります。その言語の意味は「世界の正常化」です。これは、創造時に存在した秩序ある世界と神の栄光を取り戻すために、ユダヤ人一人ひとりが善を行うという観念です。一言で表現するなら、信仰を行いによって表すということです。ティクン・オーラム(世界の正常化)への信仰はイスラエル国民のDNAの一部となっており、実際にすべての状況に対するイスラエル人の対応に影響を与えています。

イスラエルは技術革新や専門知識を世界中に輸出しています。それはイスラエルの隣人、パレスチナに対しても同様です。しかし、残念なことに、イスラエルのパレスチナへの人道的活動はほとんど認知されていません。

イスラエルはガザにクリニック、学校、インフラ、そして住宅街を建築するプロジェクトを促進しています。それに加えて事業部門人員のためにガザからの入国許可を倍増させ、技術者や国際的コミニティプロジェクトの専門家たちのために特別な移動手段を手配しています。またイスラエルは継続学習のためにガザから西岸に移動する500人以上の医師や医療チームの移動を調整しているのです。

イスラエルの支援によってガザに運び入れられる人道支援物資

さらに、イスラエルはガザの経済を活性化し、住民の生活を向上させるために率先していくつかの特別事業を行っています。まず、工業製品や繊維製品、家具などのイスラエルやヨルダン川西岸への搬入を促進しています。設備の整った工場を設立し、ガザへの水の供給を倍増。緊急医療が必要な人々に対するイスラエルへの入国手続きを簡素化するなどです。

テルアビブにあるイスラエル輸出及び国際協力協会は、パレスチナ人実業家のために特別な教育協議会を主催し、イスラエル人の専門家がマーケティング戦略、国際市場の動向、国際市場における通商パートナーの確立などの専門知識を分かち合っています。

継続する紛争にもかかわらずイスラエルは協力することによって平和への道が開かれると信じ続けているのです。

次号、イスラエルが世界に対してどのような貢献をしているかを続けて見ていきます。

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