ツアー体験談

神山 良信先生 (加茂福音キリスト教会)

「主のおこころをもっと深く知ることができる旅となるように。」

今回のツアーに参加するにあたって心に留めていた私自身の願いです。
初めての海外でしたが、BFPのスタッフと仲間たちに助けられ、滞在中何も戸惑うことなく過ごすことができました。ただ一点だけ、三日目の朝、体調を崩してお腹に入れた食事をトイレで全部戻してしまい、そのままバスに乗り込み「神さま。あなたがこの地に導いてくださったのにどうして…」と青白い顔で祈っていた時のことです。

ちょうどマサダに向かう途中で自転車レース(ツーリング大会)が開催されており、数十分の間バスは立ち往生となったのです。その後も再度発進するものの、前方にレーサーがいたため徐行運転となり、おかげで体力はすっかり回復できました。後でその体験をチャプレンに話したら「神さまは小さい者、弱い者を顧みてくださる」と言ってくださって、「ああ本当にそうだな。イスラエルのことをずっとこころに留めておられる神は、こんな自分のことをも顧みてくださっている」と、あたたかく、力強い御手に包まれているようで、とても優しい気持ちになれました。

思えば、ツアー二日目に訪れた「荒野」で、神と語り合うことを喜びとしていたユダヤ人の姿、荒野を愛する姿に心打たれ、自分自身、今最も必要としているのは「主を慕い求める心だ、渇きだ」と示されてから翌朝のことだったのです。慕い求めてやまない主の御手は遠くにあらず近くにあることをリアルに感じながら、ツアー中、平穏に過ごすことができたのは何よりも幸いなことでした。

六日目の朝、ホロコースト記念館「ヤド・バシェム」では、反ユダヤ主義の歴史とユダヤ人が通ってきた悲しい現実を知りました。日本の宣教もまた、反ユダヤ主義と決して無関係ではないことを教えられ、ユダヤ人たちをさげすみ、迫害してきた人々の中に、自分自身の姿
を見たように感じました。建物から外に出て、エゼキエル書37章が朗読されました。「神である主はこれらの骨にこう仰せられる。見よ。わたしがおまえたちの中に息を吹き入れるので、おまえたちは生き返る。……おまえたちが生き返るとき、おまえたちはわたしが主であることを知ろう(エゼキエル37:5-6)」というイスラエルの回復の預言が、限りなく広く深い主の愛として胸に迫ってきて、涙が次から次へとこぼれ落ちました。

これまで教会では「エルサレムの平和のために祈れ」と口先では言ってきたものの、この時初めて私は、「エルサレムの平和のために祈る」というのは、「主のおこころを知り、それを自分の心とする」ということが分かったのです。神の瞳のような存在であるイスラエルのために祈り続けるには忍耐が必要です。しかしそれは、辛抱するというのとは異なります。それは愛をもって、とりなし続けるという姿勢が何よりも求められているのだということを示されました。また今回のツアーを通して、B.F.P.Japanの働きの重要さが良く分かったのが恵みです。実際的な支援活動を通して、彼らに本当のイエス・キリストの姿を紹介していること。そしてその愛を体験することで、ゆがめられたキリスト像を本来の姿に戻す働きに取り組んでいるのが分かり主の御名をあがめています。(B.F.P. Japanホームページ 反ユダヤ主義の歴史参照 
https://www.bfpj.org/know/israel/antisemitism/

牧会10年となる今年、このツアーを通して現地で出会えたガイドの亨子さん、事前にたくさんの準備と祈りをもってサポートしてくださったBFPのスタッフ、また旅の途中で出会えた現地の人々との交流、そして足長おじさん、これら一つ一つ、神が用意してくださった素晴らしいプレゼントでした。また、送り出し、祈りとさまざまな支援をもってサポートしてくれた家族と教会にも改めて感謝を表したいと思います。イスラエルという聖書の世界を体験して、今の私は「主のおこころをもっともっと深く知りたい!」という想いでいっぱいです!またこの地にやって来ます!シャローム!!

イスラエルツアーに関する資料請求・お問合わせ イスラエルツアーにご関心のある方は、こちらからお問合わせください

ページトップへ戻る

特定非営利活動法人
B.F.P.Japan (ブリッジス・フォー・ピース)

Tel 03-5969-9656(平日10時~17時)
Fax 03-5969-9657

B.F.P. Global
イスラエル
アメリカ合衆国
カナダ
イギリス&ヨーロッパ
南アフリカ共和国
日本
韓国
ニュージーランド
オーストラリア

Copyright 1996- © Bridges For Peace Japan. All Rights Reserved.