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プロジェクトレポート

飢える者に与える人への〝神の祝福〟

TEXT:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

今は本当に不安定な時代です。このような時代にあって、私たちは神の子どもとして自分自身に問う必要があります。―この終わりの時代において、神はそのご計画の中で、私たちにどうかかわってほしいと願っておられるのかを。

世のしくみとは異なる神の経済

神の国の経済においては、飢える者に与える人々が祝福されます。預言者イザヤはこう述べています。

「飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光はやみの中に輝き上り、あなたの暗やみは、真昼のようになる。主は絶えず、あなたを導いて、焼けつく土地でも、あなたの思いを満たし、あなたの骨を強くする。あなたは、潤された園のようになり、水のかれない源のようになる。」(イザヤ58:10-11)

創世記12章3節において、神はアブラハムに約束しました。「私はあなたを祝福するものを祝福する」と。カナダ首相のスティ―ブン・ハーパー氏は、イスラエルを一貫して支持してきたクリスチャンです。興味深いことに、カナダは他国と比べ世界的な経済不況の影響をあまり受けていません。

詩篇122篇6節は、「エルサレムの平和のために祈る人」に対して「おまえを愛する人々が栄えるように」と述べており、そのような人々に対する神の祝福を約束しています。また、マタイ25章34節から46節で、イエスは困窮している人々をどのように取り扱ったかによって国々が裁かれると教えています。神の右側にいる祝福を受けた国々について、次のように言われています。「そうして、王は、その右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世の初めから、あなたがたのために備えられた御国を継ぎなさい。あなたがたは、わたしが空腹であったとき、わたしに食べるものを与え、わたしが渇いていたとき、わたしに飲ませ、わたしが旅人であったとき、わたしに宿を貸し、わたしが裸のとき、わたしに着る物を与え、わたしが病気をしたとき、わたしを見舞い、わたしが牢にいたとき、わたしをたずねてくれたからです。』」(マタイ25:34-36)

イエスはまた続けて言われました。「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」(マタイ25:40)。私はこのみことばを信じています。イエスが言わんとしていることは、私たちがユダヤ人の兄弟を助けるときにはいつでも、私たちは主イエス・キリストを助けることになるということです。

神の経済は世のしくみとは実に異なっています。不安定なこの時代に、神の経済プランに投資する人にとっては安全な投資先があります。貧しい人に与え、飢えている人を養い、アブラハムの子どもたちを祝福し、イエスの兄弟たちの中で一番小さい者を世話すること、これらは皆、神の経済政策に対する投資となります。これらのことをする人々は神によって祝福されるとみことばによって約束されています。

毎月2万7000人が食料支援を受けています

私たちブリッジス・フォー・ピース(BFP)の支援により、毎月2万7000人のイスラエル人が食料支援を受けています。その多くは新移民で、新しい故郷で生活の基盤を作るのに苦労しています。私たちはイスラエルで援助を受けている人々からよく感謝の言葉を頂きます。最近、デンバーの会議に出席していたBFPの役員がショッピングセンターで出会ったイスラエル人は、非常に困っていたときにBFPから物資を受けていたことを告げ、その役員に心から感謝の言葉を述べてくれました。

支援を受けている人たちの中には、深刻な状況下にある人もいます。ニュリットさんは5人の子を持つ働き者の母親です。しかし夫が彼女の元を去ったため、下の子ども三人を育てられなくなり、貧しい人のための特別寄宿学校に入れなければなりませんでした。彼女の夫は養育費を払うという約束を守りませんでした。

子どもたちは空腹のために学校で勉強するのもままならず、校長先生の奥さんがお昼ご飯にとサンドイッチをよく持ってきてくれたそうです。しかしあるとき、その三人の娘たちは空腹のために食べ物を盗んでしまいました。このことがきっかけで、ニュリットさんはBFPに支援を求めました。

彼女は今、こう語っています。「フードバンクに足を踏み入れた瞬間に平安を感じました。家を出るときには冷蔵庫は空っぽでしたが、帰ってきたときにはさまざまな食品、くだもの、乾物、牛ひき肉、トイレットペーパーや娘たちへの贈り物など、希望で一杯になった荷物を持って帰ってくることができました。私は、困窮しているイスラエル人に対するクリスチャンの思いやりを知りました。彼らは私の言うことに耳を傾け、自ら進んで私を助ける方法を見つけようとしてくれました。私は、食べ物と暖かい抱擁を通して、愛と哀れみを感じました。今、私は以前とは違う目で皆さんを見ています。皆さんは私を非難したり辱めを与えたりすることなく、私を受け入れてくれました。ここで働く皆さんは、神によって遣わされた人々であると感じます。皆さんのことを神に感謝しています」

皆様のご支援により、毎月2万7000人もの人々を支援できて本当に感謝しています。しかし困窮している人々の実際の数を思うと、この数はバケツの中の一滴の水のようです。もっと多くの人々を支援できるよう、お祈りください。そして、ぜひともこの働きに加わってください。そのことできっと皆さんは、神のみことばに基づいた神の国への投資が確実なものであると気付かれることでしょう。今日、皆さんが主の祝福にあずかることができるようにイスラエルよりお祈りしています。

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