プロジェクトレポート

コロナ時代のアリヤー

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

新型コロナウイルスで世界が混乱するさなかにあっても、神はみことばを成就し続けておられます。
急増するユダヤ人のイスラエル帰還もその一つです。

右:イスラエルに帰還した人々 Photo by Michio Nagata/bridgesforpeace.com
左:「シャベイ・イスラエル」代表のマイケル・フロイント師とブネイ・メナシェの子どもたち
Photo by M Freund/shavei.org

私たちは2020年を迎えるに当たって、明確なビジョンを持てるようにと祈り求めてきました。ところが、今直面している新しい現実はすべての想像をはるかに超えています。こんな事態を迎えるとは誰が予想できたでしょうか。海外旅行はほぼ全面でストップし、新型コロナウイルスの感染者数が毎日のように報じられ、経済は世界的に苦境に陥り、失業率は記録的な高水準です。こうした状況がいつ解決されるのか誰にも分からないという不確実な世の中に、私たちは置かれています。

一方で、世界的なパンデミックは驚くべき結果をもたらしました。その一つは、例年以上に多くのユダヤ人がイスラエルに帰国することを選択しているという事実です。実際、アリヤー(ユダヤ人のイスラエル帰還)する人数は、昨年の3倍になる可能性があります。

なぜ"今"なのでしょうか。ディアスポラ(離散先)のユダヤ人コミュニティーは知っているのです。どのような状況であっても、何か問題が発生した時には、イスラエルが自分たちを市民として歓迎し、迎え入れてくれることを―。パンデミックにより海外に行く道が突然閉ざされ、経済苦に世界が襲われ、世界中のユダヤ人コミュニティーもかなりの影響を受けています。そのような今だからこそ、イスラエルに戻るべき時が来たと悟り始めているユダヤ人が大勢います。「まだ可能なうちにイスラエルに戻る」という考えがあちこちで聞かれるようになりました。ある人たちは、既にイスラエルに移住する準備を整えています。一方で、移住するための助けを必要としている人々もいます。いずれにせよ、今イスラエルに帰還しても、全員がすぐに2週間の隔離生活に入らなくてはなりません。

私たちは神のパートナー

今現実に起きていることは、どれ一つを取っても主を驚かせることはないでしょう。約2500〜3000年前、イスラエルの預言者たちは神の霊感を受け、ユダヤ人が祖国に帰還するという出来事について聖書に書き記しました。BFP(ブリッジス・フォー・ピース)は長年にわたり、旧ソ連の国々に住むユダヤ人や、インド在住のブネイ・メナシェ(マナセ族の子孫)が帰還するのを支援してきました。資金がある限り、この聖なる働きを続けていく覚悟です。

友人であるユダヤ人とのパートナーシップ

数カ月前、ユダヤ人のイスラエル帰還を支援する「シャベイ・イスラエル」の代表であるラビ、マイケル・フロイント師から祈りの要請が届きました。「ブネイ・メナシェがイスラエルに戻るための突破口が開かれ、帰還許可が得られるように祈ってください」と。

イスラエルではこれまで1年以上政府が存在しなかったため、国家予算を承認することができず、多くの事柄が停滞し、帰還プロセスも保留されてきました。私たちは喜んで祈ることに同意しました。これは神の御心にかなう祈りだと知っていたからです。神は、彼らが祖国に戻ることを誰よりも望んでおられます。

帰還途上にあるブネイ・メナシェの親子 Photo by M Freund

その後、フロイント師から素晴らしいニュースが届きました。4月に樹立した統一政府で新しく移民吸収大臣に就任したプニナ・タマノ議員が、次のように述べたそうです。「イスラエルの門を閉じる(権限)を持っているユダヤ人など一人もいません。たとえ、このような苦難の時代でなかったとしても。私たちは世界の四隅に散った私たちの同胞を、両手を広げて受け入れるつもりです」。タマノ大臣は、帰還を待ち望んでいるエチオピアの全ユダヤ人、そしてインドに住むブネイ・メナシェ全員をイスラエルに連れ帰ることを誓いました。

私たちが願い、祈り続けてきた扉がついに開かれたのです。これまでの数年間、ブネイ・メナシェはわずかな人々だけが帰還を許可されてきました。しかし、ついに時が来ました。今こそ私たちは行動を開始し、できるだけ多くのブネイ・メナシェをイスラエルに帰還させる時です。今、彼らの帰還の扉は開かれています。

インドで帰還を待っているブネイ・メナシェは実在の人々であり、これまで非常につらい経験をしてきました。加えて、既に親族がイスラエルに移り住んだ人々もいて、長く離ればなれの状態が続いています。彼らをイスラエルに連れ戻すには、一人当たり1千ドル(日本円にして約11万円)の費用が掛かります。帰還を待ち望む人の数は数千人。1千ドルの費用で、航空運賃、その他の交通費、ビザ取得費用、手荷物代、その他の費用をカバーすることができます。

フロイント師はBFPの支援を求め、次のように書き送ってこられました。「この要請についてぜひお祈りくださり、マナセ族の子孫が祖先の暮らした故郷に歴史的な帰還を遂げられるよう、シャベイ・イスラエルとの提携を検討していただければ幸いです。25世紀以上前、預言者イザヤは『主は国々のために旗を揚げ、イスラエルの散らされた者を取り集め…』(11:12)と預言しました。今私たちは、これらのことばが実現するのを目の当たりにしているのです」。私たちクリスチャンは聖なる国民です(Ⅰペテ2:9)。神は、イスラエルの散らされた者たちを祖国に連れ戻すため、私たちを召し出されたのではないでしょうか。

私たちは要請を受け、直ちに10万シェケルの支援金を送りました。これにより、29人のブネイ・メナシェが帰還することができます。私たちは移民吸収大臣が「全エチオピアのユダヤ人、そして全インドのユダヤ人を全員帰還させる」と宣言した言葉を重く受け止めています。主が彼女を通してその宣言をされたと思うからです。彼らを祖国に連れ戻すという神のご計画の一端を皆様も担ってくださいませんか。皆様のご支援は、金額の大小にかかわらず、彼らの帰還実現のために役立てられます。

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