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プロジェクトレポート

ロックダウン真っ最中の食料配達

文:レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

ロックダウン(都市封鎖)という、これまでに経験したことのない状況を世界は通過しました。そんな困難な時代だからこそ、皆様が下さる愛に満ちた支援は、なお一層イスラエルの人々の心に深く届いています。

右:手袋とマスクを着用し、支援物資を準備するBFPボランティア Photo by Jenna Solomon/bridgesforpeace.com
左:支援の一環として仕入れた牡丹 Photo by Henry Strauss/bridgesforpeace.com

極めて危機的なこの時代に、BFP(ブリッジス・フォー・ピース)、そしてイスラエルの人々と共に歩み続けてくださる皆様に、深い感謝を覚えます。イスラエルではほぼ2カ月にわたるロックダウンが解除され、停滞状況から立ち直り始めています。しかし、経済はまだ回復していません。労働力人口の26%が職を失い、そのうち仕事に復帰できた人は現時点ではごくわずかです。

私たちはかねて、いかなる時にもイスラエルの人々と共に立ち、でき得る限り食料支援を続けることを心に決めていました。これは信仰による決断です。新型コロナウイルスは全世界に影響を与えていますから、誰もが不確実な状況下で働いています。今後、自分たちの所得水準がどうなっていくかは誰にも分かりません。

そんな中、私たちBFPはロックダウン中も活動を続けることができました。それが可能となったのは、エルサレム市とカーミエル市の自治体のおかげです。BFPのボランティアチームは配達の途中で幾度となく警察から声を掛けられ、なぜ外出しているのか尋ねられました。その際、自治体からの許可証を示すことができたおかげで、配達を継続できたわけです。

私たちは支援している方々に食料を直接お届けしている他、多くの団体や18の自治体とも協力関係にあります。ロックダウン中、こうした団体や協力地域にも配達を続けることができました。ある時、私たちが支援するエルサレム市内の団体の一つから「定期的な食料支援をストップしてほしい」と連絡が入りました。その団体のスタッフが自宅待機となり、人々に届ける手段がないからというのです。彼らが支援している130人の方々は旧ソ連から移民してきた高齢者で、多くはホロコースト生存者です。

ストップの要請を聞いたBFPチームは、がくぜんとしました。最も危機的な状況に置かれている高齢者たちにとって、私たちが支援する食料は間違いなく頼みの綱です。それを受け取ることができないなんて…。私たちは団体に連絡を取り、130人の住所と連絡先を教えてくれるよう頼みました。団体も、支援を受けられない高齢者を心配していたのでしょう、すぐに配布先を教えてくれました。個人情報の管理が厳しい時代にあって、こうしてすぐに情報を開示してもらえたことは奇跡だと思います。団体は、「BFPは、私たちに祝福しかもたらさない人々である」という固い信頼を私たちに寄せてくれていました。長年、ただひたすらに彼らの必要を満たすことに注力してきた実が、このような時に開花したのです。愛の行動を積み重ねて信頼の実をつけるには、時間が掛かりますが、必ずそこに主の栄光が表されることを、コロナウイルスとの闘いの中で見せられ、励まされました。

それから、すぐにBFPボランティアチームを動員し、配達ルートの計画責任者を指名して、メンバー全員で食品パッケージを準備しました。その後、数人のメンバーが車で各アパートを回り、食料をお届けすることができました。

これこそが、まさにBFPチームが大事にしている点です。私たちは常に問題に対処する方法を見つけ出し、心を込めて仕事に取り組んでいます。たった一人であっても、切実な思いで日ごとの糧を待ち望んでいる方がいる限り、それを見過ごすことはできません。

本誌6月号では、カーミエル市のホロコースト生存者1200人のために食料パッケージを準備した話に触れました。その後、パレット25個分の食料を同市の社会福祉課にお届けすることができました。お届けするだけで丸一日掛かったほどの量です。担当者は大変興奮しながら、「これで市民に配布することができる」と喜んでおられました。

Photo by Henry Strauss/bridgesforpeace.com

また、ヨーロッパ市場向けに牡丹を栽培している農業従事者の方が、花を出荷できないでいるという話を耳にしました。このままでは、せっかく育てた牡丹が全部台無しになってしまいます。そこで、わずかではありますがBFPでもその方を支援しようと決め、彼が育てた牡丹を花束にして、通常の食料パッケージと共に、愛するホロコースト生存者の方々にお届けしました。花束を手にした方の中には、感動のあまり泣き出した方もおられます。

彼らだけでなく、BFPから定期的に食料を受け取っておられる2万1千人以上の方々にも、封鎖中も食料配達を続けることができました。

これこそが私たちの活動であり、そこにあるのは愛です。私たちは愛情を込めて、栄養価の高い食料をお届けしています。時には、今回のようにお花を添えることもあります。

このように、皆様の温かいご支援は大きな感謝をもって受け止められているのです。皆様の国もまた、同じように困難な問題を抱えていることでしょう。だからこそ、このような時に捧げられる皆様のご支援は、今まで以上に尊いものとして人々に受け止められています。皆様のご支援により、BFPは危機的な状況にあっても活動を継続することができました。もちろん、神が私たちの必要を満たす方であることは知っています。その一方で、神が人を用いてご計画を達成されることも知っています。この困難な時代にあって、イスラエルに愛を示す器としてご自身を神に捧げられた皆様に心から感謝を申し上げます。皆様のご支援は、その大小にかかわらず、神の国の目的のために投資されたものです。

現在、ニーズが非常に大きくなっているため、イスラエルの人々に食料を供給し続けるためのさらなる資金を主に祈り求めています。

 私たちは、皆様とそのご家族のために毎日祈ることをお約束します。イスラエルとその民を祝福することを選択された皆様を、神が確かに祝福してくださると信じます。ヨハネの手紙第三1章2節が、皆様に対する私たちの祈りです。

愛する者よ。あなたのたましいが幸いを得ているように、あなたがすべての点で幸いを得、また健康であるように祈ります

皆様が健康であり、たましいが幸いを得、すべての点でも幸いでありますよう心からお祈りしています。

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