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プロジェクトレポート

橋を懸ける〜過去に生きるのではなく〜

TEXT.レベッカ・J・ブリマー(BFP国際会長)

何世紀にもわたってクリスチャンとユダヤ人の間には悲しい歴史がありましたが、神さまは私たちに相互理解、愛と尊敬の橋を懸けるよう呼び掛けておられます。

カーミエル市にBFPから寄贈された救急車

ユダヤ人から、時々こう言われることがあります。「あなたが何を信じているか…それは聞かなくて結構です。あなたの信仰は、あなたの行動を見て判断します。」私たちはクリスチャンがユダヤ人を迫害した過去を悲しみますが、神さまは私たちが過去に生きることを望んではおられません。文字どおり、未来を変えるよう呼び掛けておられるのです。

BFP(ブリッジス・フォー・ピース)では、その未来を変えるために、さまざまな取り組みを行っています。BFPが今月、イスラエルにどのような橋を懸けたかを紹介させていただきます。

数々の実り

アメリカの神学校から来た47名の学生たちが、BFPのキッズプログラムを手伝ってくれました。子どもたちへ配る、400個に及ぶリュックサックに学用品を詰め込みました。また、エルサレムにある公民館の修理の奉仕をしてくれました。奉仕を通して学生たちのイスラエル理解が進みました。

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私のオフィスにあるラビが訪ねてきました。財政難に苦しむ地元のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)への思いを切々と語り、へりくだって助言を求めてくださいました。また、「できたら助けて欲しい」と、クリスチャンである私たちを頼ってくれたのです。BFPがイスラエルの人々を愛し支援する、義なる異邦人の一員とされているのだと気付かされ、主に感謝を捧げました。

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カーミエル市長のアディ・エルダー氏とお会いし、人口の4割を新移民が占める同市の必要について話し合いました。イスラエルを祝福し続けて昨年で50年を迎えたBFPでは、感謝なことにカーミエル市に1台の救急車を寄贈することができました。市の社会福祉課長によると、カーミエル市は救急車を必要としていても、その搬送費用(イスラエルの救急車は海外で組み立てて運び入れる)を払えないとのことです。これは何とかしなければ!と思われるでしょう。その思いが救急車寄贈につながりました。

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ある日ヘブライ大学の学生たちが、イスラエルを愛するクリスチャンを知ろうとBFPを訪れました。嬉しいことに、時間と共に学生たちの表情が驚きと喜びで満たされ、顔がほころんで満面の笑顔になっていく様子を見ることができました。

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次は里親プログラムです。「仕事が見つかりますように」、「ヘブライ語が早く習得できますように」、「新しい土地に早く慣れますように」などなど、プログラム参加者のために、私たちスタッフだけでなく、世界中の皆様が祈っていてくださいます。その祈りが聞かれ、彼らの問題が次々に解決していく証しを私たちは目の当たりにしています。新しい生活に適応するために、皆様の支援と祈りが、どれほどの力になっているか、言葉では表し尽くすことができません。

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そして、戦闘でご子息を失った220世帯の方々への支援です。BFPでは年に一度、ご子息を失った遺族たちが一同に会し、この癒やし難い傷を癒やし、互いに助け合うことができるように、3日間の「ヒーリング旅行」の機会を設けています。今年20世帯がこの旅行に加わりました。それはご子息の死を意味しており、本当に辛い現実ですが、クリスチャンがこの悲しむ人々に寄り添うことを神さまが許してくださっています。

アメリカから来た学生たちが
キッズプログラムを手伝ってくれました

私たちクリスチャンの人生は、神さまに栄光をお返しするためにあると思います。そして、皆様はイスラエルの傷付いた人たちを癒やす未来をつくることに召されていると思います。「イエスさまならどうなさるだろう…」という生き方を、私たちは共に続けていきたいと願います。

愛しなさい

マルコ12章29節から31節で、イエスさまはこのように言われました。

「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。(申命6:4-5)』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。(レビ19:18)』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」

BFPはイスラエルの人々を、大きな愛で、無条件に愛します。

光を放ちなさい

また、マタイ5章14節から16節では

「あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れることができません。……このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」と、おっしゃっています。

私たちの良い行いを見て、人々が天のお父さまをあがめることができるよう日々光を放つことが私たちの目標です。

皆様の出番です

皆様のご支援が無条件の愛となって
イスラエルを癒しています

皆様がBFPのプロジェクトの一つにご支援くださる時、それは神さまの贖いの計画の一部を担います。何世紀にもわたりクリスチャンがしてきたこと、しなかったことにより生じた負の遺産は、少しずつ癒やしと愛、そして希望に変えられていっています。

どうぞ祈りと支援の輪に加わってください。私たちは共に神の御国への橋を築いているのです。皆様のお力を結集していただく時、イスラエルが最も必要としているところに手が届き、多種多様な要請に応じることが可能となるのです。

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