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被災地巡回レポート

東日本大震災から1年 感謝のご報告

TEXT:入路 久美子

東日本大震災から1年が経とうとしています。B.F.P.Japan は、被災地の教会を後方支援するという形で、教会訪問をしながら義援金をお渡しし、祈りの課題を配信させていただくことができました。皆様の尊いご支援とお祈りが用いられ、各地で多くの実を見ることができたことを心から感謝しつつご報告させていただきます。

復興の約束のしるし

「神はわれらの避け所…」(詩46:1)

震災後、2011年3月28日から宮城県南三陸町で展開された、IDF(イスラエル国防軍)医療団による支援活動。この出来事は、イスラエルと日本をとりなす私たちB.F.P.Japan にとって、大きな神さまからの「しるし」となりました。

慰霊の祭壇に手向けられた花輪と国旗

長い間廃墟となっていたイスラエルという国を再建し、霊的な回復がなされていると同様に、痛んだ被災地の人々の心と街を必ず生き返らせてくだると確信しました。「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、・・・」(創世記12:3)とあるように、神さまは他でもないイスラエルからの援助の道を開いてくださいました。また彼らは昨年10月末にも来日し、「もっと支援できることはありませんか?」と南三陸町を訪れてくれました。そのときに「公立志津川病院」の玄関に、手向けられた大きな花輪とイスラエル国旗は、花が枯れた今も同じ場所に置かれています。

そこには神さまの目がありました。この大震災で失われた魂と悲しみに倒れている家族、そして廃墟となった街に対して、神さまが哀れみと慰めに満ちた眼差しで見ておられる、そんな風に感じました。

この「とき」のために

内職支援によって作られた革製品「SHIZU革」ブランド

神さまは被災各地においてご自身の栄光を豊かに現しておられます。牧師先生やクリスチャンの愛の行いを通して、神さまの愛が届いています。また、神さまが直接現れて魂を救っておられます。まさに「・・・灰の代わりに頭の飾りを、悲しみの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせるためである。」(イザヤ61:3)とあるように、一番必要な「救い」をもたらしてくださっています。すべてを益と変えてくださっている神さまに感謝を捧げます。そして、そこには、泣くものと共に泣き続け、どんなに小さな喜びも共に喜び続けてくださったフロントライン(前線)の先生方とクリスチャンの方々の大きな愛の犠牲があります。

聖書に出てくる預言者のように、神さまはこのときのために、先生方をその地に立ててくださっていました。同じように、被災地以外に住む私たちも、このときのために召された一人ひとりだと確信します。

内職支援の革製品作りに取り組む姿

教会を通じて、各地では自立を助けるための「事業協力」も展開されています。仕事を生み出し、やりがいと生きる力を再び手にしつつある被災者の姿があります。この一年間、ご支援と祈りをもって共に働いてくださった皆様へ心から感謝をいたします。さらに私たちは歴史の証言者として、神さまが日本で何をなさっておられるかを知り、祈り続けたいと思います。

決して渇くことがない命の水

これからの重要な課題として、救われた人々のフォローアップがあります。救われたがみことばによって養われ、交わりによって成長するという段階に入っています。そのことのために、現地では働き手を必要としています。牧会の召しがあり、できれば長期で携わることのできるクリスチャンが求められています。収穫の主に、働き手を送ってくださいと祈ってまいりましょう。そしてこの方々から命の泉がわき出て、さらに多くの方々に癒やしと希望を届けることができるように。「しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」(ヨハネ4:14)

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