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被災地巡回レポート

『渡波キリスト教会災害支援センター』 (宮城県 石巻市 渡波地区)

TEXT:入路 久美子

アメージング・グレース・ミッション・ネットワーク(栗原聖書バプテスト教会、岸浪市夫先生、オリーブライフ9月号にてご紹介)の担当者とサマリタンズパース(アメリカのキリスト教支援団体)の支援活動が実を結び、宮城県石巻市渡波(わたのは)地区で教会が立ち上がりました。10月30日、大きな喜びに包まれ、開所式が持たれました。私たちもゴスペルシンガーの上原令子さんと共に参加させていただきました。

主の愛を具体的に表し伝える

津波で損壊した教会周辺の家々

「神はわれらの避け所…」(詩46:1) 甚大な津波被害を受けた石巻市渡波地区(人口1万6千人)。岸波先生のチームは、「人々と地域の復興のために、まず家の修繕を」ということで、これまでに100軒近く(10月末現在)の家を修繕してきました。この「ハウスリフォーム」を全面的にバックアップしたのがサマリタンズパースです。莫大な資金と人材(大工、ボランティア等)を投入し、修繕費は全額無料でした。アメリカ全体が経済難の中、なお支援を継続してくださる教会とクリスチャンの愛の大きさに感謝が絶えません。今後、最終的に130軒以上を修繕する予定です。働き人が減り、が足りない状況にありますが、一日も早い完成に向けて懸命な作業が進められています。BFPからお届けした義援金は、この働きのために用いられることになりました。

生み出された教会

開所式でメッセージを語る岸浪市夫先生

家々を修繕する中で、地域の人々はこのチームを通して神さまの愛に触れています。「愛し合い、助け合い喜んで働いている姿は、地震と津波で打ちひしがれた心に力を与えてくれた。私もあなたたちが信じているイエスさまを信じたいと思った。」と、ある婦人が信じる決心をされました。修繕が完了してからは、毎週このお宅で家庭集会が持たれています。そのようなお宅がもう一軒あります。こうして救われる人が今後も増え続けていくことでしょう! 「生きた証し」によって人々の心が癒やされてゆく・・・BFPの大工チームの働きと重なる思いがしました。

また、壊れた2軒の借家を修復改装して「渡波キリスト教会災害支援センター」という名称で教会がオープンしました。棟続きの物件で1棟は教会として、もう1棟は支援物資の倉庫として用いられます。毎週日曜日、この場所で礼拝が持たれることになりました。開所式には地域の人々と共に、サマリタンズパースのチームが一緒に集い、会衆は入りきれず外にまであふれました。一人ひとりがこの日を心から喜び、お祝いしたいという空気で満ちあふれていました。喜びの声と岸浪市夫先生のメッセージ、上原令子さんの賛美が地域に響き渡りました。岸浪先生のリクエストにより「ふるさと」を合唱しました。歌い出すと、自然に涙がこぼれる人々。しかし、志を果たしていつの日か帰ることができる御国がある。歌とともに希望の光が灯されていきました「救われた人々が主にあって成長する場所」「主だけを主とし、死に至るまで主に従い、主の弟子たちの共同体である教会を形成すること」を最大のビジョンとしています。東日本大震災という試練の中で、神さまが教会を建て上げてくださったことは無上の喜びです。私たちも渡波(わたのは)地区を覚えて祈り続けていきたいと思います。

〈祈りのリクエスト〉

  1. 苦しみの中で新しい教会が建てられた恵みに感謝。この場所から主の御心が行われるように。
  2. 地域の人々の心が開かれ、イエスさまを信じることができるように。
  3. 今後の働きが祝福され、人材、経済、物資などあらゆる必要が満たされるように。

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