ハイメール通信No.888 大きく変わりつつある中東情勢
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ハイメール通信No.888 2024.12.18
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大きく変わりつつある中東情勢
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昨年10月7日にハマスが大規模襲撃を行いイスラエルと戦争を始めて以来、438日が過ぎました。ハマスに呼応してレバノンのヒズボラと、2千km離れたイエメンのフーシ派もイスラエルへの攻撃を開始、さらに彼らの後ろ盾であるイランも二度にわたってイスラエルに大規模攻撃を仕掛けてきました。彼らの目的は一つ、イスラエルを滅ぼすことです。しかしこの14カ月、イスラエルも多大な犠牲を払いながらも、壊滅的な打撃を受けたのはむしろハマスとヒズボラでした。イランが「イスラエルを滅ぼす『抵抗の枢軸』」と称して援助してきたこれら代理組織は、今や、その能力の大部分を破壊され、かつての姿はありません。イラン自身も、イスラエルへの直接攻撃に対する報復を受けて、自国の防空システムや武器製造能力に甚大な打撃を被りました。
この戦いは連鎖して、シリアのアサド政権の崩壊も引き起こしました。反政府勢力は、アサドの後ろ盾だったイランとヒズボラの弱体化、また、もう一つの後ろ盾のロシアもウクライナ戦争で余裕がないのを見て進撃を開始、瞬く間に首都を陥落させました。これにより、イランはシリア領内の足場を失い、ロシアも軍事基地を撤収させ始めました。中東情勢は今、大きく変わりつつあります。
ネタニヤフ首相は15日(日)、トランプ米次期大統領と電話会談を行い、その後、中東の変化について声明を出しました。
「私は1年前、我々は中東の様相を変えるだろうと言ったが、実際に変えつつある。シリアは、もはや以前のシリアではない。レバノンも、ガザも。そしてイランも以前のイランではなく、我々の威力を感じ取っている」
さらに、イスラエルはシリアと対決を望んでおらず、今後の両国関係はシリアの動向次第だとし、イスラエルの軍事行動について次のように述べました。
「シリアは何十年もの間、イスラエルに攻撃的な敵国だった。繰り返し我々を攻撃し、シリアの領土から他国が我々を攻撃するのを許し、自国の領土を通じてイランがヒズボラに武器を供給するのも許してきた。このようなことが二度と起こらぬよう、我々は一連の行動を取った」
またネタニヤフ首相は、ゴラン高原の緩衝地帯に展開させたイスラエル国防軍(IDF)について、あくまで暫定的なものであり、テロ組織が国境付近を制圧してイスラエルの安全を脅かすのを防ぐためだと説明。実は、緩衝地帯の外側、シリア南部には、IS(イスラム国)の残党が潜伏しており、この地域の住民ドルーズ派の人々もまた、過激派やテロリストが活発化するのを恐れています。先週、ドルーズ派の代表がネタニヤフ首相と面会し、ドルーズ派コミュニティーの安全確保の必要性を訴えました。
戦争が始まってから14カ月。刻々と変化する状況を乗り切るために、主がイスラエルの指導者らに必要な知恵と的確な判断力を与え、イスラエルを守り導いてくださるようにお祈りください。戦争が長期化する中、国防軍の兵士が守られるように。イスラエルの人々の心が支えられるように。そして、14カ月も捕らわれたままの人質が一日も早く家族の元に戻れるように、続けてお祈りください。
「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る」(イザヤ41:10)
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ハイナイト部