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ハイメール通信No.885 ハマスによるガザ住民虐待の実態

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ハイメール通信No.885 2024.11.26
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ハマスによるガザ住民虐待の実態
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イスラエルは、国際社会がガザに送る援助物資を、すべてガザ地区内に搬入しています。それでも食料危機が叫ばれ、常にイスラエルが非難されますが、ガザで起こっている人道危機はイスラエルではなくハマスが原因だと住民自身が証言しています。

ある住民は、ハマス戦闘員が武器を手に援助トラックを強奪し、住民を銃で追い払って食料を独占し、さらに転売していると語りました。戦闘員が押さえたトラックに無理に近寄ったり抗議したりすれば撃たれます。彼自身、家族のために食料を手に入れようと食い下がり、足を撃たれて松葉杖となりました。手に入れられたのは缶詰2つだけでした。別の男性も半年前、子どものためにやっと手に入れた食料をハマスに奪われ、抗議して足を撃たれ、松葉杖を突いています。彼を助けて水と食料を分けてくれたのはイスラエル国防軍だったと述べています。

援助物資はあちこちの市場に大量に出回っています(ガザ地区は全土ががれきなのではなく、残っている建物や通りはたくさんあります)。ハマスは自分たちに十分な食料をまず確保した後、関係者や親類縁者に優先的に物資を配布・転売しています。住民への配給も行っているとされていますが、その実態は定かではありません。そして必要以上に食料を手に入れた人々の「余った」物資が、市場で高値で売られているのです。これら物資の元売りも、闇市の元締めも、取り締まる警察もハマスです。このゆがんだ実態を常に目撃し、困窮しているのは、他ならぬガザ市民です。

ハマスの横暴は、彼らがガザの実権を握った07年から始まっています。ハマスに対して反対意見を言えば、裏切り者扱いされ、脅迫や拷問、最悪の場合は処刑されます。実際、ハマスが住民を拷問していた映像も見つかりました。人々はハマスの側に付いて良い暮らしを得るか、反対や不満を押し殺して圧政に耐えるしかありませんでした。そしてこの一年、「人間の盾」として利用し尽くされ、犠牲を強いられてきました。一方で、イスラエル国防軍が住民とハマスを区別し、住民を保護しながら戦う姿を彼ら自身が見てきました。今、ハマスの弱体化に伴い、「私たちをこんな目に遭わせ、ガザを破壊したのは、ユダヤ人ではなくハマスだ」といった怒りの声が、以前よりも上がり始めています。ある女性は「あなたたちの子ら(人質のこと)が帰ってくるように」と言いました。ガザの惨状の責任が誰にあるのかを、住民自身が一番よく知っています。

ハマスは現在、幹部を失い投降者も相次いで、組織は確かに崩壊しつつあります。逆に言えば、今残っているのは最後まで戦う強硬派ばかりです。イスラエルは当初から、人質の帰還とハマスの解体が戦争の終わる時だとしていますが、ハマスの終焉(しゅうえん)は、ハマスに抑えつけられてきた一般住民の願いでもあるのです。

国際社会がガザの問題の本質に目を向け、ガザの人々の真の解放と平和につながる道を模索するようにお祈りください。ハマスの暗闇の支配が一日も早く終わるように、ガザの人々の救いのために、人質となっている人々の帰還のために、最善を尽くしているイスラエル国防軍のためにもお祈りください。

「闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く」(イザ9:2)

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