ハイメール通信No.753 国際ホロコースト記念日を覚えて
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ハイメール通信No.753 2023.1.27
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国際ホロコースト記念日を覚えて
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今日、1月27日は国連の定める「国際ホロコースト記念日(ホロコースト犠牲者を想起する国際デー)」です。1945年、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所が解放された日にあたります
ヒトラーが政権を握った1933年当時、ヨーロッパ在住ユダヤ人は900万人を超えていました。ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)では、ヨーロッパのユダヤ人の実に3人に2人にあたる600万人が殺害されました。しかし近年、反ユダヤ主義の影響もあり、特に若い世代の中に、ホロコーストを否定し、事実ではないと考える人が増えています。
しかし、アラブ諸国においては変化が起こっています。これまで、アラブ諸国ではホロコーストについて、学校では教えられてきませんでした。しかし、2020年のアブラハム合意(イスラエルとアラブ首長国連邦及びバーレーンの間で署名された平和協定)を受けて、UAE(アラブ首長国連邦)は初等中等教育のカリキュラムにホロコースト教育を組み込むと発表しています。
日本人クリスチャンとして私たちも、ホロコースト犠牲者を追悼するユダヤ人に寄り添い、この歴史的事実が風化されることなく、平和のために寄与し続けていくように祈りましょう。
一方、そんな記念日にあたる27日未明、イスラエルのアシュケロンを含むガザ近郊の地域では、ガザ地区からロケット弾が撃ち込まれて、警報のサイレンが鳴り響きました。ロケット弾二発が撃墜されています。この攻撃は、昨日、西岸地区でイスラエル軍がテロリスト逮捕作戦中に死者(過激派と一人の女性を含む9人)が出たことへの報復と見られています。緊張が続く地域の人々の平和のためにお祈りください。
祈祷課題
1.ホロコースト犠牲者を追悼するユダヤ人の心が慰められるように。
2.イスラエル、特にガザ近郊の地域で生活する人々の安全が守られるように。
3.反ユダヤ主義の影響が強いヨーロッパ諸国のユダヤ人が守られ、今年一人でも多くイスラエルに帰還できるように。
「慰めよ、慰めよ、わたしの民を。──あなたがたの神は仰せられる──(イザヤ40:1)
B.F.P.Japan
ハイナイト部