ハイメール通信

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ハイメール通信No.747　2022.11.9
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「水晶の夜（クリスタル・ナハト）」を覚えて
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今日11月9日は、ユダヤ人にとって忘れ難い日です。
1938年11月9日の夜、ドイツ全土とオーストリアの各地で一斉にユダヤ人への襲撃事件、「水晶の夜（クリスタル・ナハト）」が起こりました。

ユダヤ人の店や、学校、家や墓地などが破壊され、暴力、強奪、放火、強姦（ごうかん）が2日間にわたり行われました。少なくとも91人が殺害。1400ものシナゴーグ（ユダヤ教の会堂）が破壊されましたが、警察や消防、町の人々はこれを黙認。破壊されて割れた窓ガラスが道を埋め尽くし、月灯りで、水晶のように輝いたので、「水晶の夜（クリスタル・ナハト）」事件と呼ばれています。

ナチスによって、既にドイツ社会全体に反ユダヤの空気が広がっていましたが、この事件をきっかけに、600万人が殺されたホロコーストへと加速していきました。

当時、ユダヤ人が最も傷ついたのは、この惨劇に対して世界中が沈黙したことです。現代に生きる私たちは、二度とこのような惨劇が繰り返されないよう、この日を覚えて祈ってまいりましょう。

祈祷課題
1.世界で再び高まりを見せている反ユダヤ主義から、ユダヤ人が守られるように。
2.世界中のクリスチャンが、沈黙せずにユダヤ人のために祈っていくことができるように。
3.ホロコースト生存者や愛する人々を失った方々に、主の慰めと励ましがあるように。

エルサレムよ、わたしはあなたの城壁の上に見張り番を置いた。終日終夜、彼らは、一時も黙っていてはならない。思い起こしていただこうと主に求める者たちよ、休んではならない。（イザヤ62:6）


B.F.P.Japan
ハイナイト部