ハイメール通信No.746 イスラエル総選挙と新政権樹立を覚えて
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ハイメール通信No.746 2022.11.4
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イスラエル総選挙と新政権樹立を覚えて
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イスラエルでは、11月1日総選挙が行われ、3日、選挙管理委員会が開票結果を発表しました。結果、ネタニヤフ元首相を支持する勢力が議席の過半数を確保。これから連立政権発足に向けた協議が始まります。
昨年6月、反ネタニヤフ勢力が結集して、連立政権を発足させたものの、政策の違いから1年で崩壊。2019年以来、右派とそれ以外の勢力が拮抗(きっこう)して、不安定な政治状態が続いており、今回の選挙は、実に、3年半で5回目となる総選挙でした。
イスラエルの総選挙は比例代表制で、上院や下院の区別がない「一院制」。議員定員は120人で、その中に、少数政党が乱立しています。建国(1948年)以来、単独で過半数(61議席)を獲得した政党はありません。
今回の選挙では、ネタニヤフ氏率いる右派リクードが32議席で第1党となり、ネタニヤフ氏を支持する右派・宗教政党を合わせて64議席を獲得。過半数の61議席を上回る結果となりました。これに対しラピード首相の中道イエシュ・アティードなどの反ネタニヤフ派は、合計で51議席にとどまる結果となりました。
今後の課題は、ヘルツォグ大統領の指名を受けて、4週間かけて行う連立交渉です(2週間延長可)。さまざまな主張や理念を持つ政党の連立交渉は難航が予想されるため、祈りの援護を必要としています。
また、選挙前からナイフを使ったテロ攻撃も多発しています。特に西岸地区やエルサレムの人々の守りを併せてお祈りください。3日夜にガザ付近の地域ではロケット攻撃を受けています。
祈祷課題
1.連立政権の交渉に主が助けを与えてくださり、主の御心にかなった政権が樹立されるように。
2.難しいかじ取りを任される新首相に主の知恵と導きがあるように。
3.テロ攻撃が続き緊張が高まる中、人々が守られ、攻撃を未然に防ぐことができるように。またテロを計画する人々が思いとどまり、真の救いに導かれるように。
すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために願い、祈り、とりなし、感謝をささげなさい。(Iテモテ2:1)
B.F.P.Japan
ハイナイト部