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ハイメール通信

ハイメール通信No.738 福島沖の地震を覚えて

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ハイメール通信No.738 2022.3.17
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福島沖の地震を覚えて
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16日午後11時36分ごろ、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する地震がありました。今後一か月は、警戒が必要とのことです。大きな長い地震で、東日本大震災の時の恐怖を追体験した方々も多く、祈りが必要です。

イスラエル医療チームと共に訪れた南三陸の避難所で出会って以来、友情を育んでいるSさんから以下のメールが届きました。彼女の叫びは、東北に住む多くの方々の叫びでもあります。また、彼女は今、苦しみの中で求道中です。少し長くなりますが、東北の皆さんの思いを知る一端とし、ぜひ共にとりなしをお願い致します。

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こんにちは!

もう、ほんとに、ほんとに……。
恐怖でしなかったです。
昨日は幼稚園の卒園式でした。
夕方、早めにお祝いをして団欒(だんらん)中でした。

何が起こったのか、あっ地震なんだ、
えっえっ、デカイ!あの時と同じだ!
と、当時の感覚がすぐよみがえってきました。

それから2回目の地震
また!また来てるよ!服着て!靴下履いて!
チビたちにジャンパー着せて!
そんな事を叫んでるうちに、停電して真っ暗に。
家の中はめちゃくちゃで、なんとかかき分けて
着替えを詰めて水と軽食だけ持ち、
車に乗り込みました。

まさか、復興住宅がこんなに揺れるなんて……。
耐震もしている比較的新しい建物が……。
これで確信しました。
いつもどこも安全は無いのですね。

3度目が巨大地震ならこの住宅は倒壊する!
ここは危険だ!と察して車で移動しました。
ガソリンスタンドも渋滞でした。
私たちは中学校に避難をしました。

旦那さんと子どもたちと5人で、
車の中で一晩避難をしました。
余震はまだ続いています。

つい先日、6歳の息子が寝る前に、
「ねぇママ2011年の時のこと教えて……」と。
とうとう話す時が来たんだな……。
防災をして、自身の身を守るためにも、
あの時のことを話して、子どもたちに
生きる術を教えるべきなんだと思い、
あの日パートから帰宅した時からの出来事を
息子に話しました。

「今日はここまでね」と言うと
「ダメ!全部話して!」と言うので
仙台に引っ越すことになったことまで話しました。
どれだけ理解したか、
ただ話し続けていくことによって
地震や津波への防災意識が高まると思いながら……。

私が幼いころ、志津川で学んできた
過去に起きた災害の教訓で、
定期的に行われていた避難訓練が
役に立ったことを2011年に学んだからです。

物心ついた時から町内の避難訓練、
避難経路の意識が高かったです。
地震や津波に対して警戒心の強い自分で育ちました。

ただ、生きている限り想像がつかないこと、
戦争や災害が起きるんですね。
人間でいること、地球のこと、
神さまのこと、深く考えます。
この世界を大切にしないと
もう地球は壊れてしまいますね。

神さまはどんな風に見ているのでしょうか。
悲しんでいますか?
怒っているのですか?
世界もどうなっていくのでしょうか。
ほんとに怖いです。
(「何かのお役に立つなら……」と、Sさんの許可をいただいて配信しています)

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祈祷課題
1.トラウマや恐怖を抱えているお一人おひとりの平安と救いのために。
2.今後、大きな揺れから守られ、日常へ戻ることができるように。
3.福島原発が守られ、一日も早く解体作業を完了できるように。


B.F.P.Japan
ハイナイト部

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