ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 292 福島県 福島市 北信カルバリー教会 久場政則先生より
お祈りに覚えていただき、心から感謝いたします。この夏休みに学校の除染が行われました。本来は国と東京電力が行うものではありますが、待っていることができず、とにかく被ばくを少しでも減らすために、県・自治体が行いました。
学校の除染をしつつ、今やっと一般生活圏における本格的な除染が始まったというところです。また、避難区域にはなっていないが、放射性物質の値が高い渡利地区や大波地区などでも、自力で除染をしています。自分たちでやるしかない・・・というのが現状です。
また、避難についても自主避難できる家庭はごく一部であり、ほとんどが生活場所を移すことができず、今住んでいる場所に留まるしかありません。そんな中で福島県の未来につなげるために、可能な限りの対策を行っています。例えば、子どもたちの被ばくを最小限に抑えるため、週末だけの疎開を行っています。車で1時間ほど走り山を超えると放射性物質の値が低い場所へ行くことができます。そこで思いっきり子どもたちを外で遊ばせることができます。
これから後、長期的に、このような多様な企画が必要となってきます。そのための協力者も必要としています。気が遠くなることもありますが、福島の将来のために、今できる限りのことを怠らずに進んでゆきたいと思っています。
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