ホーム > 祈る > ハイメール通信 登録・停止 > バックナンバー > ハイメール通信No. 291 福島県 蓬莱キリスト教会 佐藤経夫先生より
福島市にある蓬莱キリスト教会では、震災直後から教会を開放し、被災者の方々をサポートしています。現在は教会の近くにある仮設住宅への支援を継続しています。近隣の仮設住宅には、(原発のあった)双葉町、大熊町から避難している方々が多くいらっしゃいます。最近、避難している方々が一時的にご自宅へ戻られたそうですが、あまりにも放射能の値が高く、また除染も進んでいない状況を見て、もうこの地に戻ることは、あきらめるしかない・・という現実に直面しておられます。そのような姿に掛ける言葉が見つからず、心を痛めていますが、なんとかこの方々の力になりたい一心です。
福島市は平地が多いために仮設住宅が多く設けられました。訪問している中で、「包丁はあるが、まな板がなくて、新聞紙の上で切っている」、「お散歩しているご老人たちが、ベンチがないので地べたに座って休憩している」という状況を目にします。当たり前にあるはずの物がなかなか揃わない状況です。日常生活を取り戻すにはまだまだ時間が掛かりそうです。このような隙間の必要に教会が応えてゆくことができれば幸いです。
蓬莱キリスト教会では、原発を覚えての祈り会に力を入れています。実際的に収束が進むように、また、このことの霊的な側面を覚えて祈っています。インターネット等でも様々な情報を得ることができますので、ぜひ続けて原発のためにそして福島県のことを覚えてお祈りいただけたら感謝です。
Copyright 1996- © Bridges For Peace Japan. All Rights Reserved.