ハイメール通信

■ 宮城県　キリスト兄弟団　石巻キリスト教会　伊藤諭先生より

全国からのお祈りとご支援によって物資支援と炊き出しを行うことができ、感謝しています。当初より石巻はだいぶ落ち着いたように感じる反面、まだライフラインが回復していない地域もあります。地域によって格差が広がっている現実の中で、教会としてはできるだけ公平に必要な支援が届くように心がけています。

ライフラインの復旧が遅れている理由が二点あります。一つは瓦礫が撤去されたものの完全に撤去されたわけでなく、残骸が復旧を妨げているというもの。もう一つは、あまりにもダメージが大きくて地域全体としての復旧計画が進まないのでライフラインを通せずにいるというものです。

先日、「家の壁が落ちているので直してほしい」という要請を受け、材料を調達して訪問しました。しかしその場所に住み続けることが可能かどうか、まだ将来的な計画が明確でない地域のために、「今できる、とりあえずの応急処置的な修繕で大丈夫です」ということでした。

現在、被災者の中から、イエスさまを信じたいと願われる方々が起されていることが大きな喜びです。洗礼を受けるための準備講座も進められています。礼拝は35名～40名で守ることができています。日常の中で、支援活動の中で、全国から祈られていることをひしひしと感じています。皆様のお祈りを本当に感謝しています。

＜祈り＞

1. ライフラインの復旧が早められるように。
   速やかに瓦礫が撤去されるように。
2. 国としてどのような方針で復旧にあたるのかを、地域ごとに明確に定めることができるように。
   国と市町村が共同で復興に向けた計画を固められるように。
3. 被災された方々の中から救いが起こされていることへの感謝。
   さらに救いに導かれる方が増し加わるように。
4. 被災地で労しておられる全ての教会の先生方ご家族、ボランティアの方々が守られるように。