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ハイメール通信No. 53 終末への準備

イスラエル南部でイナゴの被害が出ました。黙示録を思わせるような光景です。BFP大会では、各地で多くの先生方がイスラエルの学びのために集まってくださり、イスラエルを支援する教会がますます増え広がっています。主は、着実に終末の準備をしておられるようです。

主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。
・・・・こういうわけですから、このことばをもって互いに慰め合いなさい。 (第1テサロニケ4:16-18)



■ イスラエル南部でイナゴの被害

21日、イスラエル南部でイナゴの大群が発生し、農作物に被害を出しました。

熱風に乗って、何百万ものイナゴがネゲブ西部とアラバに現れ、エイラットから北へ何十キロ四方もの地域に毛布のように舞い降りました。

イナゴが到来したシャロム地方は「ポテト王国」とも呼ばれ、イスラエルのポテトの50%を生産しています。その他にも野菜や花も生産しています。

今回のイナゴはピンクのもので、茶色の若いイナゴほどどん欲ではなかったようです。イスラエル農産省は、今回の被害はまだ小規模のものと見ています。しかしもしまたイナゴが到来すれば深刻な被害になりかねないため、農家では対策を急いでいます。

エイラットでは、緑豊かな地帯にイナゴが舞い降りて木々を丸裸にし、イナゴが去った後は緑だった場所が赤くなってしまいました。

庭の緑をすべて食い尽くされた家もあります。大群をみた農夫は、イナゴの到来に対し、ただ見ているだけでどうしようもなかった、と語っています。

最初に現れたこの大群はすでに地上、及び空中から噴霧された殺虫剤で撃滅されました。しかし次の大群はもっと強力であることが予想され、準備が進められています。

植物保護検査サービスのクレイン博士は、イナゴについて次のように警告しています。

「イナゴを撃滅する際には完全に撃滅しなければならない。部分的な撃滅では雌が生き残り、簡単に子孫を復活させることになる。

若いイナゴが一日に摂取する植物は自分の体重以上にのぼり、野菜畑を完全に食い尽くす能力がある。雌は一回の産卵で200個の卵を産む。

もし、撃滅しそこねたイナゴの群れに10,000匹の雌がいた場合、楽観的に見積もったとしても200万匹のイナゴの大群が6週間以内に復活することになる。」(ハアレツ11月22日)

<祈り>

  1. イナゴの大群を見て、聖書の記述を思い起こす人々が主に立ち返るように。
  2. 農夫たちによい知恵が与えられるように。
    イナゴが来ないように。

■ パレスチナ自治政府議長選への最新情報

パレスチナ自治政府では、次期議長を選出する選挙が来年1月9日に行われることとなり、準備が進められています。

26日のハアレツによると、現在、イスラエルに収監中のマルワン・バルグティが議長戦に出馬することを辞退し、アッバス氏を支持する意向を表明しました。

アッバス氏は、現PLOリーダーで、今回ファタハの正式な支持を受けて議長選に立候補しています。

バルグティは最近のインティファーダ(武装蜂起)でイスラエル人を殺害した罪で終身刑を宣告されている人物です。

しかし、若手にも人気があるため、終身刑で釈放が見込まれない状況であっても、議長に有望視されていました。出馬については、パレスチナ、イスラエル双方より辞退のプレッシャーがあったもようです。

イスラエルの許可を受けて、アラブ系国会議員とバルグティ世話人のファー氏が、服務中のバルグティに面会し、出馬について話し合いがもたれました。辞退を進めたのは、ファー氏でした。

バルグティの世話人であるファー氏によると、バルグティは出馬を辞退するが、パレスチナ人にインティファーダは続けるようにと同胞にメッセージを送っています。(ハアレツ11月26日)

<祈り>

  1. 危険人物が議長選から降りることになり感謝。
    イスラエルと平和に話し合いのできる指導者がたてられるように。
  2. パレスチナ人たちの間に平穏が保たれるように。
    過激派が台頭しないように。

■ BFP大会報告

北海道

「その大能の力によって」ムムこのテーマを掲げた「第8回B.F.P. Japan北海道ハイナイト」ですが、まさにその実現を見させて頂きました。

さまざまな攻撃とハプニングの中、実行委員会の先生方、地元の協力してくださる諸教会や団体、個人の方々の誠実な奉仕と祈りの中で進みました。

ロン・キャントレル師をメインスピーカーに迎え、B.F.P. Japan専属講師の石堂ゆみによるスピーチももたれ、札幌福音館で行われた決起集会には90名以上、北海道クリスチャンセンターで行われた教職者セミナーには80名以上、信徒大会には200名以上(ゲスト:工藤篤子氏)、そして若者大会には約220名が参加され、祝福のうちに終了しました。

北海道と沖縄で挙げた祈りのかがり火が、関西に落ちるようにその思いをもって幕が降ろされました。

大会の実現のために今日まで多忙を極める中、働いてきてくださった実行委員の諸先生方、各協力教会の皆様、神学校の皆様、諸団体の皆様、若者の皆様、そしてお祈りくださった皆様に、心からの感謝を捧げつつ、すべての栄光を主にお返しいたします!!

この大会をもって掲げられた祈りの火が、大きなうねりとなって全道に広がり、リバイバルの導火線につながりますように!!

沖縄

沖縄では、何とカトリック教会を会場として、350人の人々が共に集まり主を賛美しました。集会をずっと陰で聞いていらしたシスターが感銘を受け、聖書とイスラエル、そしてその歴史について、もっと学ばなければならないと言ってくださり、カトリック書店に『月刊オリーブ』を置いてくださることが決定しました。

2005年からは、ぜひともカトリックにこの働きをご紹介したいと思っていた矢先だけに、主が先立ちとなってそのスタートを切ってくださったような気がします。

『黙示録セミナー』には、思いがけず140人の方々が集まり、良き学びのもを持つことができました。

どの集会でも、イスラエルへの愛に深く目覚めた上原令子さんのイスラエル賛美が素晴らしく、彼女の歌声が、いけにえとして天に立ち上っていくのが見えるようでした

(彼女のイスラエルを歌い上げた新しいCD『Shema-祈り』が好評発売中です。ぜひお買い求めください。B.F.P.Japanでもお取り扱いしています)。

関西

関西では25-26日と淡路島において教職者セミナーが開かれました。

関西の30教会から計44人の牧師先生方、また牧師夫妻が参加されました。ロン・キャントレル氏、スティーブンス・栄子氏より、イスラエルの学びがもたれました。イスラエル・セミナー、ハイナイト、イスラエル旅行に関心をもつ先生方が多数起こされました。

<祈り>

  1. 参加した牧師先生が、関西の教会で祝福の源となりさらに力強く歩むことができるように。
  2. 神様から受け取ったイスラエルへの想いが深まりますように。
  3. イスラエルを祝福し、神様からの召しを成し遂げていく教会へと成長しますように。

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