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ハイメール通信No. 213 被災者の方々の心、霊的ケアを覚えて


■ 被災者の方々の心、霊的ケアを覚えて

繰り返し流される津波の映像等をテレビで見ていただけでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症された通院者が増えているそうです。
まして、その現場で被災された方々の受けている傷はいかばかりでしょうか。
被災直後は緊張感によって保たれていた意識が日数の経過とともに、弛緩し、心の傷がさまざまな症状として表面に現れてきます。
不眠、悪夢、不安症、無感動、興味の喪失、倦怠感、健忘、フラッシュバック、抑うつなど、ストレス障害の結果起こる症状は多種多様です。
このような方々ばかりが集まって集団生活を送っている避難所が規律を保ち、自発的に行動し、他者を気遣う姿勢を示していることに驚きを隠せません。
しかし、その方々が深く傷ついていることもまた確かです。
被災者の心のケア、霊的ケアのためにクリスチャンが用いられるように。
まずは被災者の方自身がその体験を言語化し、話すことで浄化する作用があるそうです。
このような時こそ「宣教を」、という伝える姿勢も大切なことはもちろんですが、その前に、彼らの心の傷をケアすること、黙って相槌をうちながら相手の話を聞くことが、癒しになるようです。


◆B.F.P.Japanスタッフ入路(にゅうじ)久美子現地レポートより

■イエス様の愛が拡がっています。

仙台市のスーパーで、偶然、イスラエル医療チームのクリニックオープン1日目に来られた患者さんを見かけました。
近づいていくと、その方が別の方に「・・・イスラエル・・・メディアで言われているよりも、もっと憐れみの精神でやっていて、とても・・・」と、嬉しそうに話しておられました。
お元気になられたようでしたので、挨拶をさせていただきました。
偶然に遭遇したかのような出来事でしたが、このことは必然的であったと思います。
確かに主の愛が医療を通して人々に注がれ、その声が町に広がっていくことを確信しました。ボランティアにとって、また、イスラエル医療チームにとっても、励まされる出来事でした。

■アブラハムの祝福が流れています。

イスラエル医療チームはほぼ全員がユダヤ教徒です。
しかし、イスラエルの神がアブラハムに約束された、地上の諸氏族はイスラエル人によって祝福される、という約束がこのチームの上にも実現しています。
イスラエル医療チームの手・目・心を通して、アブラハムに約束された主の祝福が確かに流れています。彼らと接する人々の表情が変えられています。
この祝福がさらに大きな流れとなることをお祈りください。

<祈り>

  1. 心に深い傷を負っておられる被災者の方々をケアするためにクリスチャンが用いられるように
  2. イスラエル人医療チームの働きを通して、主の愛が南三陸町の方々に伝わるように。
  3. 治療を必要とする方がクリニックに来院できるように。
  4. 各被災地で働いておられるキリスト教諸団体のボランティアの健康が守られ、用いられるように。
  5. 原発周辺から避難されている住民の方々、受け入れをされている教会を覚えて。

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