ツアー体験談

古波津 真琴先生 (チャーチ・オブ・ゴッド 川崎キリスト教会)

「よくなりたいか」(ヨハネ5:6) 永井先生の奨励でこのみことばから始まったZION 2014 イスラエルツアー。恥ずかしい話、料金設定が自分にとって可能な範囲だったから参加を申し込んだ、というのが実際だった。そんな私の目を覚ましてくれたのが、このみことばだった。
「今回のツアーで自分は何をどうよくしてほしいのか。」すぐに自分の心に宿り思いとなっていったのは、「人の目や評価を恐れてしまう心と思いを良くしてほしい」ということだった…。

最初に行ったのはカルメル山。偶像礼拝との闘いがあったこの地で語られたメッセージは「もう一度偶像礼拝を断ち切ろう」というものだった。私にとっての偶像は、「人の目や評価」だと思わされた。牧師にならせていただいて8年が終わろうとしている。初めは怖いもの知らずで突進していた私だったが、気付けば、神の御心をうかがうことではなく、人の気持ちをうかがうようになっていた。牧師としての評価が下がらないように、失敗しないように…。これが私にとっての偶像礼拝となっていた。私は悔い改めへと導かれ、ただ神を恐れ、神の御心を行っていくことを祈り願った。

翌日、主イエスの大宣教命令がされたと言われるアルベル山で、永井先生を通して再びみことばが開かれた。もちろん箇所はマタイ28:16-20。先生は、見晴らしの良い場所に私たちを立たせ、上に広がる空と下に見え広がる地とに心を向かわせて、18節のみことばを開かれた。
「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。」(マタイ28:18)天も地もすべて見渡せるこの場所で、主イエスは「それゆえ、あなたがたは行って…」と語られたのかもしれないと。私にとっては、主がこう語っておられるようだった。「あなたは何をそんなに恐れているのだ。人によく見られること、評価を落とさないようにすることを意識して、自分をガードして生きているのだ。わたしは今、あなたが見渡している天でも地でもいっさいの権威が与えられている。だから安心して行きなさい。わたしが世の終わりまであなたと共にいるから」。

ユダの荒野では、永井先生は私たちをキャンプ場の外に連れて行き、夜の暗い中で創世記15章を開いてくださった。「『さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。』さらに仰せられた。『あなたの子孫はこのようになる。』」(創世記15:5)この約束を思い巡らすようにと、一人になる時間が与えられた。ゴツゴツとした地で、辺りは暗く、光は懐中電灯しかない。夜風は少しずつ体温を奪い、時計や他の電子機器も持つことができない中、ただ一人で荒野に座り与えられたみことばを思い巡らす。

満天の星空というほどではなかったが、みことばの通りに数え始めてみた。その間もさまざまなことが示されて楽しさを感じた。一人ではなく、みことばとの語らいの時だった。星を数えていく中で、次第にその数ではなく、星一つ一つが自ら輝いているということを考えるようになった。実は、同じ時間帯に私の教会では、ユースたちが初めて私のいない中でストリートライヴをしようとしていた。自分の傲慢さの現れだとは分かっているが、彼らが私なしでちゃんとやれるか心配でしかたなかった。そんな中で気付かされたのが、「星一つ一つは自分から輝いている」ということだった。その時、「あなたの子孫はこのようになる(創世記15:5)」というみことばが響いてきた。釈義的には違うのかもしれないが、いろんなことを背負い込み、分担や委ねることの苦手な私にとっては大切なメッセージとなった。6節には「彼は主を信じた」とある。私にとっては、「主を内に宿したあなたの子孫は、その光を自分から輝かせるようになる」という主の約束を信じ、彼らの輝きを信じる夜となった。

日本に帰り主の約束を信じる日々が始まった。ユースの働きも、キッズの働きも委ねる作業が始まっている。彼らが星のように輝き始めている。人の評価を恐れる部分にも主の約束が響き続けている。あの地で語られたことが、明らかに今の私を導いている。

最後に、団長の永井先生、ガイドの享子さん、足ながおじさん、BFPの岡田さんやスタッフの方々、ドライバーのダラールさん、最高のチームメンバーに感謝!!そして何よりも主に一切の栄光がありますように!

イスラエルツアーに関する資料請求・お問合わせ イスラエルツアーにご関心のある方は、こちらからお問合わせください

ページトップへ戻る

特定非営利活動法人
B.F.P.Japan (ブリッジス・フォー・ピース)

Tel 03-5969-9656(平日10時~17時)
Fax 03-5969-9657

B.F.P. Global
イスラエル
アメリカ合衆国
カナダ
イギリス&ヨーロッパ
南アフリカ共和国
日本
韓国
ニュージーランド
オーストラリア

Copyright 1996- © Bridges For Peace Japan. All Rights Reserved.